先日、リングのサイズ直しの依頼をいただきました。
サイズ直しと言っても定番のスタンダードなリングと違ってデザインもの。
そのため、他店で見積もってもらったら高かったり、サイズ直し自体を断られたりされたようでして、弊社へお問い合わせいただきました。
どんなデザインリングかというと
カルティエのラニエールリング
ところどころに切れ目が入ったデザインで、職人からするとサイズ直しがちょっと面倒なデザイン。
なので、他店でも見積もりが高かったり、断られたのではないかと思います。
恐らく正規店でお願いしてもサイズ直しは断られ、買い替えをオススメされる…そんな感じがしましたね。
ブランド品なので買い替えは高額、シルバーならまだしも今回は18金ホワイトゴールドなので、そうなるとウン十万円。
サイズ直しで済むなら数千円なので、安い方で済ませたい気持ちはとても分かります。
ちなみに今回のリング素材はホワイトゴールドのサイズ直しでしたがこの素材はなかなかの厄介者。
というのもホワイトゴールドはサイズ直しの際に切断した場合は薄い切れ目が入ることがあります。
サイズの変更次第では切断せず対応できますが、今回はサイズを5番アップなので切断せざるを得ない状況。
もう少しサイズ変更が小さな幅であれば引き延ばすこともできますが、そうはいかないサイズでした。
切れ目が入る可能性がある点はお預かりする際に、注意点として伝えましたが、今回は職人の技術が勝ったので目視で見えないくらいで済みました。
検品時にサイズ直しをしたのか!?って思うほど切った場所が分からなかったので、綺麗にサイズを直すことができたのは良かったです。
Cartierのロゴが切れないよう、正面とは反対側で切断してもらったのですが、修理後に見ても特に目立った切れ目も無く仕上がっております。
内側の刻印箇所も避けて、サイズ直しを行ったので、純度やブランド品番情報などの文字も消えたりしてません。
ブランド品のリングは凝ったデザインが多いため、正規店でサイズ直しをお願いしても、断られることが多いです。
そのため、買い替えを勧められることもあるのですが、”大事な方から受け継いだ物”、”今は販売していない限定品”、”資金的に買い替えは厳しい”…などやむを得ない状況もあります。
そんなときにお役に立てるのが宝石店です。
宝石店はだいたい職人を抱えているワケで、だいたいのリングはサイズ直しが可能です。
デザインによっては切れ目が入ったり、元の状態で済まないリスクもありますが、事前に注意事項としてお伝えしてくれます。
もしも、他店で断られたサイズ直しがあれば、いつでもご相談くださいませ。
ナカオカは修理見積無料ですので、もしお値段に納得いただけない場合は返却しますのでご安心ください。
お問い合わせは…
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