火付け役となったクルーガーランド金貨。

522 Gold

昨日からカープグッズが
販売されたようですが
ここ数年の人気ぶりであって
長蛇の列ができたようです

聞いた話によると
5日前から並んだとか…
好きなのは分かるけど
さすがにそこまでは。。。

チケット販売が開始になると
きっと昨年以上に長い列ができ
定価よりも高い値段で
取引されるのでしょうね

いつの間にか火が付き
広島県外にも多くのファンが
ついた広島東洋カープ

そんなカープの火付け役は
好調な成績もあるけどやはり
カープ女子や豊富な種類の
カープグッズが引き立て役で
盛り上がったは明らか

カープに限らずですが
何かが爆発的に人気が出たり
盛り上がったりするのはそういった
火付け役が存在するから

それは金（ゴールド）の
業界にもあり、特に小柄で
手元に置いておきやすく
ジュエリーとしても人気な金貨

この金貨についてもブーム
となった火付け役というのが
実は存在していたのです

今でさえ流通量が多く
メジャーなブランドである
ウィーン金貨ハーモニー

このウィーン金貨が初めて
発行されたのは1989年
…だけどもそれよりもっと前に
発行された火付け役の金貨

それがクルーガーランド金貨で
ちょっと昔の人は

金貨といえば

クルーガー

と言われてたほどかつては
人気な金貨だったのです

クルーガーランド金貨とは？

クルーガーランド金貨は
南アフリカ共和国造幣局が
発行している地金型金貨

表面にはその昔
南アフリカ共和国に位置した
トランスヴァール共和国の
ポール・クリューガー元大統領

裏面にはスプリングボック
という動物のデザインが
刻印されております

↑クルーガーランド金貨（左：裏面、右：表面）

そんなクルーガーランド金貨は
1892年から1900年に掛けて
発行された1ポンド硬貨の
デザインを模倣した金貨です

純金でないクルーガーランド金貨

クルーガーランド金貨は
実は純金ではないんです

ウィーン金貨ハーモニーや
メイプルリーフ金貨のような
純金製（K24）ではなく、
純度約90％のK22なのです

…とはいえ通常の純金金貨と
同じ分量の純金は使われてます

どういうことかと言うと
金の純度が低くても
純金の使用量が同じであるため
他の金貨に比べて若干重量が
重くなっているのです

現在の主流金貨である
ウィーン金貨ハーモニーの
1オンスは31.10g

それに対して、
クルーガーランド金貨の
1オンスは33.93g

クルーガーランド金貨の
33.93gのうち31.10gは純金で
差分の2.83gは違う貴金属が
混ざった金貨なのです

現在は流通の少ないクルーガーランド金貨

1967年に初めて発行された
クルーガーランド金貨は
当初1オンスのみの販売でした

それが1980年になると
1/2、1/4、1/10オンスと
小ぶりサイズも発行され
日本でも販売され始めました

特に1980年当時は
日本で販売されていた金貨の
種類が少なかったので
お手頃サイズであった
クルーガーランド金貨は
火付け役として流行りました

ただ、とある事件を機に
日本にはあまり
輸入されなくなりました

それが

アパルトヘイト
（人種隔離政策）

南アフリカ共和国が
行ったこの政策により
これまで金貨を輸入していた
国がこぞって仕入れを制限

そのまま自粛モードとなり
徐々にクルーガーランド金貨を
販売する業者も自然と
減って言ったワケです

もちろん以前は
流通していた金貨なので
価値がないワケではありません

資産用として使え
当然ながら現金換金できる
立派な金貨なのです

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(2/2)の貴金属価格】
　金：5,185円/g(+16)
　プラチナ：3,906円/g(+15)
　※田中貴金属公表の税込小売価格

月々3,000円でご購入頂ける
資産用の金・プラチナに関する
お問い合わせはコチラ

メルマガ登録フォーム

登録は以下の画像をクリック↓↓