こんばんは。
企画部長のなかおかひでやです。
ここ2、3日、西日本は大雨に見舞われました。
携帯電話の緊急速報に
何度もびっくりさせられたことか・・・。
さて、この数週間、投資家や資産家は
このニュースに注目されていたのではないでしょうか?
「英国のEU離脱」
国民投票が始まる、と噂された先週からなにかと
ニュースや新聞で見ることがあったかと思います。
今でこそ大々的にニュースで騒がれましたが、
実は去年あたりからプンプン匂わせておりました。
なぜなら当時、キャメロン首相は
2017年までに国民投票するぞ!!
って言ったことですので。
じゃ、EU離脱することによりどんな影響があるのか?
様々な影響があるとは思いますが、
一番の影響は株価の低下でしょうか。
この記事を書いているときには既にもう下がってましたが。
株価とは株式会社が発行する株の値段のことですが、
じゃあ、なぜ日本の株価に影響があるのか?
それは英国に進出している日本の企業の多さにあります。
ヨーロッパの中枢マーケットとして高い地位を築いたロンドン。
そんな、ロンドンへの進出企業数の世界第一位はドイツ。
そして、第二位が日本。
ではどれくらいの企業が進出しているのかというと、
イギリスに進出している日本企業の数は約1000。
それだけの企業が影響を受けることになります。
ではなぜ、英国がEUを離脱すると景気悪化するのか。
まずEUを抜けることで国の信用性が下がり、
英国通貨「ポンド」とEUの通貨「ユーロ」。
この2つ通貨はほぼ確実にポンド安やユーロ安になります。
つまり通貨価値が下がるってことですね。
通貨の価値がなくなるということは、
他国の商品を購入する際の支払いが増えるということ。
要するに、支出が増え、国内の購買力が低下する。
そして、日本製品がヨーロッパでは売れなくなり、
日本の輸出産業にも大きな影響が出て、
日本の景気悪化というシナリオも起こりえることです。
さて、ここで地金の話を少し出してみます。
日本の株価が下がった場合、
円高傾向になると一般的に言われております。
円高ってことは日本の円が1ドルに対し安くなるので、
国内の地金価格は下がることにもなります。
ただ、これは世界(日本国外)の
地金市場価格が変わらなければの話。
英国を始め、ヨーロッパの景気が悪くなるのはほぼ明らか。
海外の地金市場価格は上がる可能性も否めない状況です。
・・・となると、海外は地金価格高騰で価格が上がるが、
日本国内は円高による価格下落。
そうなると相殺された国内の地金相場は、
そこまで影響がない可能性も見込めますね。
とはいえ、上げ幅・下げ幅次第で傾きも変わるので、
結局価格がどうなるかは、
「神のみぞ知る」といった感じです。
では。