金の価格動向は2つの視点で見ること。

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366 Gold

 

年に一度のGFMSセミナーで
金(ゴールド)の最新情報を
収集してきました

 

GFMSとは…
Gole Fields Mineral Servicesの略。
簡単に言うと会社の名前で毎年、
金に関する調査報告書を発行する組織。

 

毎年開催される
このセミナーは海外企業が
主催するため講師も外人

翻訳音声をトランシーバーで
聴きながらセミナーは進行します

 

 

GFMS社発行の報告書は
直接現地へ赴き、取材した時の
ネタ・実績を元に作られたもの

そのため、信頼性が高く
銀行や証券会社、精錬会社、
小売店など各方面から
支持されているんです

そんなGFMS社が発行する
報告書はコチラから閲覧できます
※ある程度、知識がないと理解は難しいです…

 

 

 

報告書には昨年度の
金(ゴールド)の需給実績が
細かく記載されます

価格動向や金に関わる国の
経済情勢が分析されており、
今年の大まかな予想価格も
立てられているワケです

 

 

とうとうやっちまった北朝鮮

そんな時に起こった
先日の北朝鮮ミサイル問題

とうとう日本を
横断してのミサイルを
撃ってきた北朝鮮

 

先日宣言したグアムとは
違う場所だけどはた迷惑な話

これまで日本海に何度か
ミサイルは撃たれたけど、
世間的にあまり見向きされず
経済的な数値に影響してません

 

 

しかし、今回は
訳が違ったんですね

 

 

日本を跨いだこともあり、
為替も円高傾向になり、
当然金の価格に影響

ちなみに北朝鮮のミサイル
発射前後では以下の通り
値段が高くなりました

<発射前日(8/28)>
 4,945円/g
<発射当日(8/29)>
 5,010円/g
※税込小売価格(田中貴金属工業価格)

 

金の価格が上がる要因

では金の価格はどういう
要因で変動するのかというと
2つの価格によります

それは…

 

 

為替と

海外相場

 

 

この要因が緻密に交錯し、
比例して変動します。

 

例えば、

為替で円安になって
海外相場が上昇すれば…

 

日本国内の金価格は

上がります。

 

円の価値が下がる円高

ミサイルが発射されて
ニュースや新聞では
「円高円高!」としきりに
言われております。

 

その通りで実際にミサイルが
日本を横断したことで
リスクを感じた投資家は
円を売る行動を取ります

 

それにより、円の価値が

1ドル=100円
→1ドル=90円

といったように下がり、
円高傾向となりました
(円安はその逆ですね)

 

ちなみに今回の北朝鮮
ミサイル問題で約1円ほど
円高となりました

 

 

為替は下がる一方で海外相場は…

円高傾向ってことなら

 

金の価格も
下がるのでは?

 

…と思う人もいるかと思います

 

しかし、金の価格を決める
もう一つの要因である
海外相場が上昇しました

<発射前日(8/28)>
 1,294.0$/オンス
<発射当日(8/29)>
 1,318.5$/オンス

 

ミサイル発射によって、
24.5$価格が上がりました

 

円高によって為替は
下がってしまいました

しかし、その下げしろ以上に
海外相場が高騰したため
日本国内の金価格が
高くなったワケです

 

 

まとめ

円高傾向になると、
1ドル当たりの日本円は
下がってしまいます

そのため、通常海外からの
輸入物は安くなります

 

しかし、金のように毎日
値段が変動する商品は
そもそもの源となる価格を
考慮する必要があります
(金の場合は海外相場)

 

円高だからといって
金(ゴールド)の価格が
安くなるワケではありません

為替情報のみを鵜呑みせず
海外相場も確認しましょう

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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