イレギュラーな純金の定義

582 Gold

先日のエイプリルフール、
たくさんウソが飛び交いました

単純で生真面目で心が純粋な
僕は毎年律義に騙されます

数年前ではTwitterしか
流行っていなかったSNS

ここ最近ではyoutubeや
Instagramなど拡散力の強い
メディアがあるので面白いネタが
いくらでも落ちてます

特に今年は取引先からも
メールが飛んできてついつい
騙されてしまいました

ちなみに送られてきた動画は↓↓

ここまで本格的な動画だと
すぐに騙されちゃいますよね
…しかもちょっと欲しくなったし

動画を見終わってファイル名を
見てようやく気付きました

先ほどの動画に出てくる時計も
実際にありえそうな中途半端な
ウソだし実際に作ってくれれば
良いのに…なんて思っちゃいました

まぁ、このご時世なので
金さえ掛けてしまえば何でも
造れちゃうんですけどね

とまぁそんな感じで
騙し合いとなった4月1日の
エイプリルフールでしたが
実は金というのは常日頃から
騙し合いに要注意な世界です

金（ゴールド）を用いた
ジュエリーや工芸品というのは
純度を示す刻印が必ず
モノのどこかに彫られます

しかし、その刻印の中には
稀に嘘っぱちなこともあります

逆K刻印の要注意品

金で作られた製品というのは
通常「K18」「K24」といった
純度が刻印されますがたまに
「K」が後付けのモノがあり
実はコイツは要注意なんです

↑この杯は「24K」と「K」が後付けです

こういった刻印は
海外での商品に多くあるのですが
純度が正しくないケースが
過去にあったのです

そのためにこういった場合は
やすりで表面を削ってから
X線鑑定機で確実に純度を
計測し必ず検品いたします

↑貴金属の純度を計測するX線鑑定機

日本では必ず「K」が前に
刻印されるよう指示されてるので
新品であればよっぽど大丈夫です

しかし、海外や中古品といった
金製品ジュエリーを購入する際は
今回のようなケースがあるので
お気を付けくださいね

資産用の金の純度刻印

ジュエリーは先ほど
出てきたK18やK24といった
24分率表示となっております

しかし、資産用として製造される
純金バーやコインというのは
1000分率表示なんです

↑：純金バーは1000分率表示（999.9）

実は純金の定義というのは
以下の通りとなってて
ジュエリーと資産用の金って
同じ純金でも純度が違います

【純金の定義】
99.99%以上の純度の金を純金と表示しても良い。
ただし、ジュエリーは硬化材の添加が必要となることが多いため、99.9%以上を純金と表示しても良い。
※wikipediaより

99.99%と99.9%ということで
0.09%という僅かな差ですが
ジュエリーはある程度の硬さが
必要なためにこの僅差の量に
硬化材が使われております

そのため、純金バーの純金と
ジュエリーの純金では若干
お買取価格も変わります

今のところ資産用として
販売されている純金バーで
24分率表示のモノはありません

もしも、1000分率でなく
24分率の純金バーやコインは
ジュエリー用となるので
若干お買取価格が下がるので
ご注意くださいね

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(4/3)の貴金属価格】
　ゴールド：4,971円/g（+33）
　プラチナ：3,543円/g（-9）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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