純度によって性質が変わる金（ゴールド）

627 Gold

お客様におはぎをもらいまして
せっかくのいただきものなので
先日の甘いモノ誓約を解禁し
食べてしまいました

あまり、あんこは好きでないけど
お客様が甘すぎず上品だから
ゼヒ食べて欲しいとのことです

こう言われたら
食べんワケにはいきません…

案の定、ほどよい甘さで
ふんわりした食感のおはぎで
美味しかったです
（ちなみに食べたのはきな粉）

ま、それはさておき、
どうも私、むかしから割り箸を
上手に割ることできません

このおはぎについていた箸も
ありえない割れ方でした

この前は割る以前に袋の中に
箸が1本しか入ってませんでした…

･･･何か恨みでもあるのかな

ちなみに割り箸というのは
箸を割れるからではなく
木の目にそって割って作るから
割り箸っていうみたいです

木は割れ目にそうと
切りやすいし割れやすいモノ

これは自然界で最も硬い
ダイヤモンドでも同様

世界一硬いと言われてますが
角度によっては衝撃により
ダイヤモンドとはいえ簡単に
割れてしまうこともあります

ちなみに純金はどの角度で
どんだけ力強く叩いても
凹むだけで割れません

割れたら偽物の証

金（ゴールド）は延性という
柔らかく軟質な特徴の貴金属

叩いて薄く延ばすことで
金箔を作ることができるように
延びる性質を持っているのです

そのためどんだけ力いっぱい
ハンマーで叩いても資産用の
純金バーやコインは

絶対割れません

もし高いとこから落としたり
ハンマーでどついたりして
割れてしまったら偽物です

ひとつひとつが大変高価な
純金バーは本物か偽物かで
全然価値が変わってきます

そんな純金バーは
刻印が品質の証となります

が、その刻印を真似ることで
偽物を作るやつらもいます

金（ゴールド）とほぼ同じ
比重であるタングステン

このタングステンを使って
偽物の純金バーが一時期
地金商に持ち込まれた事件も
起きたほどなんです

ちなみにタングステンを
使ったジュエリーは数多くあり
以下のように比べても見た目では
本物の金と違いが分かりません

↑どっちかは偽物（タングステン）
※答えは最後に…

ま、叩いたり落とさずとも
先日のブログでも紹介した
貴金属の純度を計測する
機械があれば良いのですが･･･

ただ、純金バーでは
割れなくてもジュエリーだと
割れてしまうこともあります

ジュエリーなら割れる場合も･･･

柔らかい貴金属である
金やプラチナであっても
加工状態によっては
割れることもあります

それがジュエリー

ジュエリーで使われる金は
純金バーに比べて純度が
低いケースがほとんどです

たいていのジュエリーは
K18（18金）という

75%の金と

25%の他の金属

の合金が使われます

それは細くて小さな
ジュエリーは身に着けていて
簡単に変形や傷付きがないよう
硬くする必要があるため

金の純度が下がるほど
硬くなり割れやすくなります

特にピアスであったり
安価なジュエリーに使われる
K10（10金）に使われる金は
半分未満の純度なんです

そのため、純度の高い金に
比べると割れやすくなります

･･･といっても簡単にすぐ
割れることはほぼありません

長年使い続けることによる
金属疲労でのケースが
ほとんどなのでそんなに
心配する必要ないんです

金（ゴールド）の特徴は
純度によって以下のように
変わってきます

もしあなたがジュエリーを
購入される際に、純度で
迷うようでしたらこの特徴から
選んでみてはどうでしょう

ちなみに指輪の写真は右側が
偽物（タングステン）でした

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(5/18)の貴金属価格】
　ゴールド：5,014円/g（+18）
　プラチナ：3,530円/g（+13）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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