見るだけ飾るだけなら金製でなくても良い

696 Gold

ナカオカ本店の店頭には
10年前からビリケン人形を置き
金座街を通行される多くの方に
触ってもらってます

よく理由を聞かれるのですが
このビリケンさんは幸福の神様と
呼ばれているキャラクターで
皆さんに幸せになってもらいたい
…という想いからです

このビリケンさんって
大阪に大きな人形があるため
発祥は大阪なんだよね？
…なんて言われますが、
実はアメリカ生まれです

発祥は諸説あるけども起源は
アメリカの女性芸術家である
ローレンス・プリッツが
夢で見た神様をモデルに制作した
作品であると言われています

それから、シカゴに実在する
ビリケンカンパニーという企業が
ビリケン像などを制作・販売し
幸福の神様として発信しました

ビリケンさんは

足の裏を撫でると

ご利益がある

と言われてます

日本では大阪のシンボルとして
認知されてますが、色んなとこに
ビリケン人形が置かれてます

手の届く距離から常に
見守っていてくれる…そんな
身近な神様として市民の生活に
根付いているんです

…と、最初は金色だった
ナカオカのビリケン人形も
皆さんに触っていただいたおかげで
だいぶ色が落ちてしまいました

このまま、触られ続けた証として
残しておこうかとも考えたのですが
神様なので見栄えは良くありたいと
思ってリニューアルしました

なぜメッキ品が多いのか･･･

今回はラッカー塗料を使い
金（ゴールド）に似た輝きが
出てくるように塗装しました

以前のビリケン人形は
黄色身が強い金色でしたが
今回は若干明るめな金色

新しく生まれ変わった
ビリケンさんをぜひ店頭で
ご覧くださいね

ちなみにこのビリケンさんは
表面をラッカー塗装処理した
メッキみたいな人形ですが
もしもコレが純金製だったら
えらいことになっています

この人形は約4kgありますが
材質はポリレジンという
フィギュアなどにも使われる
合成樹脂でできております

ポリレジンの比重1.05に対し
金（純金）は19.32なので
19.32÷1.04＝18.4

つまり、もしビリケン人形が
純金製なら18.4倍重いので
4kg×18.4＝73.6kg
という量になります

73.6kgなので材料だけで
金価格を5,000円/g（※）で計上すると
73600×5000＝368,000,000円分の
金（ゴールド）が必要なのです
※ここ数か月の平均価格

といったように中身が
しっかり詰まった純金製の場合
材料費だけでとんでもない
金額が掛かってしまいます

それにそんなに大金が
掛かるモノをその辺にポーンと
置きたくはないですよね

よく工芸品の中には
メッキ品もあれば中身が
詰まった純金製もあります

↑純金製に見えるけどこれもメッキです

見るだけ飾るだけなら
安くて済んで見栄えもよい
メッキ品で良いでしょう

しかし、税金対策だったり
資産として残すのであれば
金やプラチナで作った
工芸品もひとつの手です

あ、ウチのビリケンさんは
触ってもらいたいだけであって
資産目的ではないので
純金製ではありませんよ

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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