実物取引でない投資を信用できますか？

701 Gold

相変わらず多い
知らん人からの架空請求

フィルターを掛けてても
毎日携帯電話に十件以上も
届いてきます

いやぁ、本当に
めんどくさい限り

まだこんな詐欺メールに
引っかかる人がいるんでしょうか…
ま、いるから送られてくるのだと
思いますが。。。

実在しないモノに
お金を掛けてしまう･･･
冷静に考えればこれほど怖い
ことってないと思うんですよね

ただ、そんな不信感も
リカバリーを打ち出すことで
不安を拭い去り、信じやすい方は
ついついやっちゃってしまう

そんなパターンで詐欺に
引っかかる人が多いようです

とはいえそういったように
架空の商品が取引されてるのは
金の世界でもあることなのです

産出量より多い取引量

金の取引は世界にある市場で
毎日変動する価格を元に
行われております

最も市場規模の大きい
ロンドン金市場では
毎日約600トンの金取引が
行われてます

ザッと年間計算しても
最低でも約220,000トンの
金が取引されているのです

ここでちょっと矛盾に
感じてしまうのが取引量

金というのはこれまで
発掘された金の産出量は
約183,600トンと計算されており
50mのオリンピックプールが
約4杯分と言われてます

つまり･･･

これまでの産出量より
1年間のロンドン金市場の
取引量の方が多いというワケです

地球上の金の量より
市場取引量が多い！？

金市場はロンドンだけでなく
ニューヨーク、香港、そして
チューリッヒといった同規模の
ところもあるため、先ほどの
数字より取引量は更に増えます

…であるのに産出量より
取引量が多いのはきちんと
理由があるのです

それは

現物取引でない

商品があるため

金（ゴールド）の商品には
実物を扱う現物取引と
実物のない先物取引の
2種類の取引があります

先物取引の中には後で現物に
交換できる商品もあるけど
そうでないモノがほとんどです

先日のブログでも
ご紹介した以下の取引です

これらの取引は現物のように
金（ゴールド）を溶かして固めて
…といった実物での扱いでなく
価格上でのやりとりなのです

では先物取引で購入した
金（ゴールド）を現物で
持っておきたい…ってときは
どうなるのでしょうか？

その取引銘柄が金との
交換に対応している
サービスならば良いです

しかし、金の供給量が落ち
その銘柄を扱っている会社が
金を保有できなかったら
現物での金に交換ができない
リスクも考えられるのです

もし、将来的に金を
実物で持っておきたい
…ということであれば
やはり最初から現物を
持っておいた方が無難です

詐欺…ではありませんが
いくら先物取引とはいえ
実在しないモノに対して
価値を付けて売買するのは
ちょっぴり怖いですからね

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(7/31)の貴金属価格】
　ゴールド：4,766円/g（-1）
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