舶来時計でプラチナよりも金が使われている理由

投稿日:

724 Gold

 

コンビニへ行ったときに
ふと目に入ったコカ・コーラ

普段は水しか飲まず
マクドナルドへ行ったとき
くらいしかコーラなんて
飲まないのですがそのコンビニで
見たコーラは何か違和感が…

 

何か他の味が入っているのかと
思いきやいたって普通

どうやら何かしらの
キャンペーンだったようで
通常赤くなっているラベルの
部分を違う色に変えたコーラが
販売されてるようです

 

コーラっていうと
赤っていう印象があるので
違和感を感じた次第

これ赤色でなく青色なら
ペプシですからね…

 

そういえば、最近は
ペプシのCMも見ないし
商品すら見ませんね

・・・というのも
青い色のモノっていうのは
人間の食欲を減衰させる
効果がある色なのです

 

そう言われてみると
確かに青い色の食べ物って
カキ氷のシロップぐらいで
他には見当たりませんね

 

色の組み合わせは
心理学的にも重要であり
商品戦略上も重要なポイント

見た目を左右するがために
心理学的なことだけでなく
特に金だと本物かどうかの鑑別
そして、純度の鑑定といった
重要な役割を果たします

 

 

金色は金でしか作れない

ジュエリーの販売や修理で
接客させていただいたときに
お客様からたまにこんな
言葉をいただくことがあります

白い金なんてあるのね?!

・・・と

これはホワイトゴールドで
金に銀やパラジウムを混ぜると
白い金を作ることができるのです

 

もともとホワイトゴールドは
戦時中にプラチナ供給が
困難であることが背景に生まれた
プラチナの代用品だったのです

ちなみにホワイトゴールドには「より白く見せる」「変色防止」を理由に表面にはロジウムメッキ加工が施されてます。
変色や熱・摩耗に強いロジウムですが、表面加工であるために、長年使っているとロジウムメッキは剥がれる可能性もあります。

 

世界でのプラチナの見方としては
工業製品や材料といった印象が強く
ジュエリーや時計など嗜好品で
使われることに抵抗があるために
金の方が好まれております

ロレックスやオメガなどの
舶来時計でプラチナ製時計が
金(ゴールド)製に比べて
使われないのはそんな背景からです
(材料が稀少っていう理由もありますが)

 

金(ゴールド)という素材は
他の物質と混ぜることで
純度が下がってしまったり
色も変わってしまいます

というのも金色を作れる
モノというのは自然界において
金以外にはありません

だから違う物と混ざったら
必然的に色が変わるのです

 

有史以来6000年以上に渡り
人類によって使われてきた
金(ゴールド)

その価値は金が発する
黄金の輝き自体にあります

もし、金が金色でなかったら
これまでの歴史においても
使われることなく今の時代には
存在してなかったかもしれませんね

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(8/23)の貴金属価格】
 ゴールド:4,638円/g(+17)
 プラチナ:3,154円/g(-1)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

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