日本の何気ない習慣に恐れたマッカーサー

732 Gold

経営者の先輩と先日
飲んだときに聞いた話です

戦時中に連合国軍の
最高司令官でありアメリカの
軍人だったダグラス・マッカーサー

恐らく歴史の授業で
誰もが聞いたことがある
名前だとは思います

ダグラス・マッカーサーは戦後
アメリカとの架け橋となり
日本を民主国家へと導いてくれた
歴史上の人物

このマッカーサーが
来日したときに日本のとある
習慣に恐れて禁止命令を
出したことがあるんです

そんな日本の習慣、
何だか分かりますか？

それはほとんどの人が
幼いころ（特に小学生）に
やったことがあります

そして、夏の風物詩とも
言われているのです

答えはラジオ体操

毎朝何の号令や放送が
町中に流れるワケでもなく
毎日同じ時間になったら
大勢の人数が集まって
同じ行動を規則正しく行う

この日本人が行う
規則性・規律性に恐れて
ラジオ体操が禁止された
時期があったのです

僕が小学校の頃は
学校の宿題として夏休みに
毎朝行っていたラジオ体操も
いまではほとんど行ってる子は
いないようですね…

そんなマッカーサーが
恐れたラジオ体操でしたが
大国の責任者がたかが
体操を恐れるなんて
面白い話ですよね

何も考えずにやっていることが
実は他では恐れられているというのは
地金の世界でもあることです

現物の金が足りなくなると…

地球から算出できる金（ゴールド）は
オリンピックプール約5杯分と言われ
現在そのうち4杯分が
産出されている状況です

ということは残りの量は
約1杯分ってことであり
約18年後には掘りつくされる
とも言われております

…といったように
金（ゴールド）というのは
限りある資源です

そのため、市場価格に連動し
金の価値は毎日1円単位で
細かく変動しております

需要が高まると
必要とされ価値が上がり
需要が下がると
不要となり価値は下がる

…という構図になります

毎日当たり前のように
売買取引されている金ですが
実は取引量というのは
産出量をかなり越えています

それは全てが実物で
取引されていないため

金の取引は大きく
実物取引と先物取引
の2つに分かれます

先物取引というのは
実物のようにその場で
モノとしてもらうものでなく
インターネットのデータ上や
紙面のペーパーでの取引

つまりは

ないモノに対して

価値を付け取引する

ってことです

まさにその通りであって
モノがないものに対して
値段がついたのが先物なのです

もちろん実物がないので
運搬費であったり人件費など
コストはほとんど掛かりません

そのために手数料が安く
1日単位でなく毎秒価格変動し
簡単に売買できる先物取引は
実物に比べ利益は取りやすいです

ではもし先物で購入した人が
金（ゴールド）をくれと言ったとき
実物がないとどうなるでしょう？

実は数年前、とある金取引所は
実物の金がないということで
デフォルト宣言したことがあります

購入した分の金を
渡すことができないよ

ってことです

金のデフォルトになると
現金で支払うしかありません

もちろん取引会社が
きちんと保証するなら良いけど
大金を一度に大量の人に
渡すことは簡単にはできません

先物取引には購入した金を
実物で戻せる銘柄もありますが
ほとんどが換金して現金で
戻すことになるのですが
そういった背景があるのです

安く取引ができて
利益も出やすい先物取引

それならば金でなくても
もっと変動理由を読みやすい
商品でも良いと思うのです

何も考えず行っている
先物取引ではありますが、
市場や取引事業者が抱えている
デメリットもあります

先物には手を出すな
とまでは言いませんが
金を購入するならば実物の
方が心配不要で済みます

一生光輝き続ける金が
手元にあるとやっぱり
安心できますからね

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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