温泉に着けて入ると差が付く金製品

733 Gold

先日電池交換でお預りした
ロレックスの金色の時計

ロレックスなどの舶来時計は
手巻式や自動巻式といった
オートマチックが多いので
今回の時計はかなり希少

しかもこの金色のパーツも
ステンレスへのメッキでなく
全てが18金でできたもの

購入されたときより
金の素材として時計としての
希少性が高くなっているため
かなり高額な時計なのです

ロレックスは正規販売店が
減っていっているので
入手も困難になってます

特に限定モデルであったり
今年は青色が人気であるので
正規販売店では定価よりも
高い価格で取引されています

そんなに人気ならば
正規販売店になれば･･･
なんて思うかもしれませんが
お店の在庫本数であったり
店舗のデザインなど縛りが多く
経費も掛かることになります

そのへんの時計屋では
簡単に扱えなくなっているのが
最近のロレックス情勢です

これぞ、ブランドの
思惑通りなのかもしれませんね

ちなみにところどころ色が
少し黒ずんでいますがこれは
錆びているのではありません

18金なので金と違う貴金属を
混ぜることによってできる
軽い変色なのです

人の皮膚には皮脂という
脂が誰にでもついています

この皮脂が酸化して変色し
黒ずみとして付くのです

ジュエリーの場合は見た目が
重視されるためにこういった
変色が起こりにくい貴金属が
混ざっております

しかし、時計の場合では
見た目もですが日々使われるため
どちらかというと頑丈さを
目指した作りとなってます

では資産用の金は
･･･っていうとジュエリーみたいに
身に着けることが目的でなく
現金の代わりに持つので何も
混ぜ物のない純金で作られます

純金は変色しない

資産用の金（ゴールド）は
大きく2種類あります

純金をそのまま溶かして
冷やして固めた金地金

溶かした純金をコイン型に
固めた地金型金貨

↑左：地金型金貨、右：金地金

この2つは見た目は違えど
どちらとも立派な純金製

作る工程や最終系は違えど
中身は当然ながら一緒です

そして、純金は他の不純物や
貴金属を混ぜないので基本的に
変色することはありません

冬になるとお客様に
よく質問される内容として
金製品を身に着けて
温泉に入って良いのか？
というのがあります

この答えは先ほどの
純金は変色しない
･･･という言葉と一緒で
純金ならば大丈夫です

しかし、
純金以外は控えてください

温泉はいろいろな成分が入っており
変色や錆びを起こす金属には
何かしら影響する可能性があります

そのため、何も混ざり物がない
純金ならまだしも他の貴金属と
混ざった合金は変色する可能性が
高くなってしまいます

特にジュエリーなどで
よく使われる18金は
75%の純金と残り25%は
違う貴金属を混ぜた合金

温泉の酸性やアルカリ性の
成分によって、金以外の
貴金属が反応することで
変色してしまうのです

純金であってもぶつけたり
紛失の恐れはあるので
身に着けないほうが良いけど
温泉へ身に着けて入ることへの
リスクはありません

もしも一生色が変わらない
ジュエリーを･･･ということなら
純金製で作りましょう

ただ、色は変わらないけど
柔らかいので変形しやすい
というデメリットがあるので
そこのとこは要注意です

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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