純金バーのブランドが減った理由

投稿日:

812 Gold

 

スイスの高級ブランド時計
ジャガー・ルクルトの
電池交換を先日預かりました

1833年創業でスイスの
ル・サンティエに拠点を置く
マニュファクチュールブランド

 

ちなみにマニュファクチュールとは
時計のケースからムーヴメントから
ネジ一本に至るまで電池以外の全てを
自社工程で作ることを言います

 

そんな時計であるため
もちろんポカできないし
簡単な電池交換であれど
集中力が必要となるのです

ということで複雑な構造の
裏ブタを開けてなんとか
時間を掛けながら電池を交換

 

1mm以下のパーツで
構成される腕時計は
精密機械の集合体

そのため負荷が偏らないよう
一定の電力を届けないといけません

よって安定に電力の供給を
持続できる酸化銀電池が
腕時計には使われてます
(ボタン電池ってやつですね)

 

そんな酸化銀電池を
初めて商品化したのは
アメリカの企業ですが
日本初は日立マクセル

よく古い時計を電池交換等で
預ったときに電池を見ると
マクセル製が多いのはこういった
背景があるためなんです

 

最初は腕時計以外にも電卓や
電子ゲームにも使われたけど
徐々に太陽電池となり需要も衰退

今では腕時計くらいしか
使われなくなり、マクセル製は減り
腕時計メーカーのSEIKO製電池を
使う機会が多くなってきました
(100円均とかの電池は消耗が早い)

 

ま、耐漏液性に優れ、
電池容量も多く最近では
高級時計に使われるので
当然っちゃ当然ですけどね

 

 

減っていったブランド

かつて全く関係のない
ブランドが酸化銀電池の
シェアを誇っていた腕時計

今では腕時計ブランドの
SEIKO製酸化銀電池が
多くなってきたのです

そんな動きというのは
資産用の純金バーにおいても
同様のことがありました

 

それは純金バーの

ブランド

 

10年ほど前までは
純金バーを製造・販売する
多かったバーのブランド

昔は大手百貨店や
銀行で販売されておりました

最近は店頭で純金バーを
扱うのは地金商くらいですが
百貨店や銀行が純金バーを製造し
売買してた時期もあったのです

 

しかし、地金商でない
業者が純金バーを
製造なんてできません

結局のとこ、どこか製造を依頼し
地金商と消費者との間をもつ
中間業者として販売してたのです

…ということは
結局値段面で地金商に
勝てるワケでもなく撤退を
余儀なくされたのです

 

ちなみに現在純金バーが
製造されていないブランドは
買い取り価格が下がります

 

結局のところ
その道のプロというか
業者の店を選ぶのが無難です

いかに純金製であれど
怪しいブランドであると
将来の買い取り価格が
落ちるかもしれませんから…

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(11/22)の貴金属価格】
 ゴールド:4,857円/g(+32)
 プラチナ:3,425円/g(+28)
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