2020年7月度の金・プラチナ価格総括

更新日:

1428 Gold

 

昨年から高騰している
金(ゴールド)価格。

日本の円建てだけでなく
ドル建てもこれまでにない
高値をマークしました。

ドル建ての最高値は
2011年の1,896$/ozでしたが
大台を突破しただけでなく
最高値1,969$/ozと更新。
(現物での相場です)

 

その影響も受け円建てでは
過去最多値を連日更新、
7,000円/g台の大台。

これだけドル建ても
上がったのだから円建てに
影響しないハズありません。

ネットでは連日の更新記事が
アップされた日々が7月は
続いた状況でした。

 

アメリカが金融政策を
2022年まで緩和しない方針
…と発表されてから、
金価格は維持か高騰する
と思っていました。

その予想通りの結果と
なったワケです。

ただ、まさかこんなに早く
価格上昇するとは思っておらず
その点は驚きを隠せませんでした。

 

ちなみに昨年の7月の
価格を調べてみると…
 最高値:5,423円/g
 最安値:5,241円/g
 平均:5,347円/g

 

そうなんです、
この1年で約1,700円/gほど
価格が上がったのです。

しかも、当時としては
決して安くない相場であり
どちらかというと高値圏内。

 

たしかに去年の7月は
新型コロナウイルスがないし
米中貿易戦争も過熱前。

今は強引に解決(?)した
香港の国家安全法ですが、
ちょうどこのトラブルが
置き始めたのが去年の7月。

当時もジワジワと
上がっていたところなので
やはりこの1年での上昇っぷりは
異常な状況でもあるのです。

 

そして、プラチナも金と同様
7月は上昇傾向にありました。

グラフの動きを見てみると
変動がほぼ一緒ですよね↓↓

 

と、実は金・プラチナだけでなく
貴金属が全体的に上昇となった
この7月でしたが、その背景は
アメリカの金融政策だけでは
ありませんでした。

 

7月の金価格高騰の
後押しとなってしまったのが

米中関係の悪化

 

両国の領事館封鎖を皮切りに、
南シナ海の領有権に関する問題
中国の通信関連企業の排除
香港国家安全法の導入、
関係悪化のネタは満載です。

そして、ヨーロッパや
他アジア諸国もアメリカに同意
という形で動きが出ています。

 

かつてアメリカとソ連で
繰り広げられてきた冷戦が
現在はアメリカと中国で
起こっているのです。

アメリカとソ連の冷戦時も
金価格は上がりましたが、
今回もその時と同様。

 

有事としてリスクとして、
金(ゴールド)を購入する
という動きになっています。

 

また、新型コロナウイルスで
悪化したアメリカ経済を
補填するための景気対策で
金融政策も更に進めてます。

金融政策が進めば進むほど
金(ゴールド)の価格も
上がる材料となります。

 

こうやってみると
本当に最悪なシナリオが
重なっていたのが分かります。

単体の要因ですら
金価格に影響するのだから
これだけ重なり高騰しない理由は
ありえなかったのです。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(8/1)の貴金属価格】
 ゴールド:7,450円/g(+162)
 プラチナ:3,501円/g(+54)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

 

【今週の逸品】
12月の誕生石ブルージルコンをトップにはめたK18ホワイトゴールドの指輪。
マイナスパワーを浄化すると言われ、その色は南国の透きとおった海のような色。

素材:K18WG、天然ブルージルコン(1.41ct)
詳細:https://nakaoka.official.ec/items/31750980

 

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