2020年9月度の金・プラチナ価格総括

1488 Gold

8月のお盆あたりから
それまでとは打って変わって
動きが変わり始めてきた
金・プラチナ相場。

9月に入ってからも
そんな傾向で上がらずも
若干落ち気味な
市場となりました。

新型コロナウイルスも
海外ではまだまだ
活発な動きを見せてます。

にも関わらず、安全資産の
金価格が落ちているので…
もうコロナは加味せんでいい？
これ以上の高騰はないでしょ？
とお客様から言われます。

数字上において感染者数は
大きく落ちていませんが
GoToキャンペーンなどで
日本国内は正直あまり
気にしてない雰囲気です。

そんなこともあって、
金価格も落ちるのでは？
…という考えの方が
増えてきている様子。

大きな値動きが
収まりを見せたこともあって
9月の取引量は8月に比べ
かなり少ないものとなりました。
（弊社単独の場合ですが…）

これまでの相場からすると
未だ高値圏内である金。

今まで何度も金取引を
行ったことのある方からすると
“まだ買い時ではないよ”
という声もいただいてます。

ただ、新型コロナウイルスで
アメリカをはじめ各国では
財政を使いまくっています。

そのシワ寄せが全く
来ないとは限りません。

使った分はかならず
取り戻す必要がありますから…。

ちなみに日本国内は
この数週間にわたって
円高傾向が続いてます。

円高になるということは
ドル建て相場が変わらなければ
国内の金価格が下がる
…ということでもあります。

日本では下がってますが
海外では未だ金価格は
日本以上に高値圏内なので
まだ油断は禁物ではないかと
感じている今日この頃。

何にしても価格を気にすると
買い時が難しいですね。

節目は10月と11月？！

貴金属価格が下がるのは
当初アメリカでの大統領選が
終わったあとかと思ってましたが
思いのほか早く下がりました。

特に金の場合は8月に
ドル建て$2,000/ozを超えたけど
$1,850/oz辺りまで落ちており
ひと段落ついた感じです。

ただ、いくら価格が
落ちているとはいえ昨年、
いや過去に比べるとまだ
高値圏内ではあります。

そんな中、アメリカのFRBが
ゼロ政策金利は現時点で
2023年末まで続くだろう！
と匂わす発言を行いました。

新型コロナウイルスが
まだまだ蔓延する中
財政赤字は拡大の一途。

値段は下がりつつあるも
世界的な、そして金としての
価格上昇要因はまだまだ
落ち着いてはない状況です。

下落傾向にある状況ですが
今月来月とアメリカの政治的な
リスクによっては金価格が
巻き返す可能性もあるのです。

そんな金に対して
プラチナも9月の値動きも
ほぼ同じでした。

グラフの動きを比べても
金の値動きとほぼ一緒ですよね↓

9月だけでなくここ数ヶ月は
金とプラチナの国内相場の
値動きは同じような
傾向となっています。

動きが似ているってことは
どちらもほぼ同じ要因が
絡んでいるということ。

今は販売してないので
あまり触れてはいませんが
銀も金と同様に値段が
高くなっては下がりました。

貴金属全体的にどの商品も
国内価格として見てみると
同じ動きになっている状況。

さて、今日から10月で
今年も残り100日を切りました。

新型コロナウイルスの
ワクチン承認があったり、
大統領選前のゴタゴタ…。

何かと騒がしくなる
1ヵ月となりそうです。

FRBが12月に行う会合で
どのような政策を打ち出すか？

目下の大きな動きとしては
大統領選とFRBの動向ですね。

おっと、その前に
明日発表される米雇用統計も
要チェックです。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(10/1)の貴金属価格】
　ゴールド：7,101円/g（-29）
　プラチナ：3,427円/g（+33）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
緑色の強い輝く宝石デマントイドガーネット。
「真実」という意味を持ち、ダイヤモンドとほぼ同じ屈折率の宝石をあしらったリングです。。

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