2021年2月度の金・プラチナ価格総括

1639 Gold

新型コロナウイルスが
日本国内で流行して
早くも1年が過ぎました。

未だに緊急事態宣言が
解除されてない都市もあり
油断が許されない状況。

海外では度重なる
ロックダウンによって
市民による暴動が
起きた国もありました。

日本は幸い暴動までなく
酔っ払いが騒いでいたり
モラルの悪い行動くらいなので
まだマシかもしれません。
（決して良くはないですが…）

これも1月下旬に公表された
新型コロナウイルスに対する
ワクチンの普及によるのも
背景にあったかと思われます。

と、コロナ禍もだいぶ
慣れてきた感も否めない
状況もあってのせいか
今年に入ってからあまり
パッとしない金（ゴールド）。

去年8月までの勢いたるや
世界だけでなく日本国内でも
注目を浴びる存在でしたが
それもだいぶ下火。

とはいえ、今までに比べると
未だ高値の方なんですけどね…。

その反面で今年に入って
徐々に値段が高騰しており
数年来の価格をマークした
白金族のプラチナ。

去年は下火だったプラチナが
今年に入ってからは好調で
その理由も自動車産業への
期待という背景がありました。

去年はここ数年で安値を
更新したタイミングもあったので
そのとき購入された方の
売却取引も多かったこの2月。

今年に入ってからそんな
明暗が分かれてしまっている
金（ゴールド）とプラチナ。

2月度の動きについて
まとめてみましたので今回は
その辺りをお伝えします。

2021年2月の金・プラチナ動向

まずは金（ゴールド）ですが
どんどん下がりました。

2月は新型コロナウイルスの
ワクチンが普及し始めた月で
その安心感からかこれまで
高騰だった金が売られる傾向に…。

更に月末には金のライバルである
アメリカの長期金利が予想外に
上がってしまったことによって
大きな下落を見せました。

FRBは政策（短期）金利を
2023年まで下げないと公表。

しかし、市場の声が反映される
長期金利が逆に上昇したため
金価格が反発した結果となりました。

とはいえ、政府による
金融政策はしばらく維持方針で
めちゃくちゃ暴落までの
要因にはいたっていない状況。

ワクチン効果もあれど
人体に影響するモノであって
経済政策を緩和させる
物理的な材料ではないんでね…。

ちなみにこの金利に関しては
貴金属全般に影響したので
プラチナ相場も月末には
下がる動きを見せました。

ただ、プラチナは
グラフを見るとご覧の通り
昇り調子で来ました。

この背景としては
昨年からあった水素社会への
期待感がジワジワときたもの。

燃料電池の補給に使われる
水素を生み出す際に
必要とされるプラチナ。

新たな利用価値が生まれ
ここで価値を上げてきた
プラチナはこれから
どのような動きになるのか？

これまでは自動車業界
ほぼ1本だったのですが、
今後は環境対策などにも
目を向ける必要がありそうです。

月末にアメリカ金利の影響を
もろに受けて貴金属全体の
相場が下がった2月。

政策（短期）金利が動かない以上
この貴金属相場の動きも長続きは
しないかと思いますがやはり
金利の動向は要チェックです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(3/1)の貴金属価格】
　ゴールド：6,620円/g（+11）
　プラチナ：4,610円/g（+47）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
天然エメラルドがセンターにセットされたシンプルデザインのプラチナペンダント。
太古から使われてきたエメラルドは”叡智の象徴”でもあります。

素材：Pt900、天然エメラルド
詳細：https://nakaoka.official.ec/items/40472682

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