2021年9月度の金・プラチナ価格総括

1852 Gold

残すところ2021年も
あと3ヶ月となりました。

昨年のコロナ禍によって
県外に出ることが減り
日単位では長く感じるものの
やはり1年はあっという間。

株価は上がれど経済状況は
実感できるほど良くないのは
誰が見てもそう思うところ。

緊急事態宣言などが
発令しては消えての繰り返しが
昨年から続いていますが
ホントに元に戻るのか？
…なんて感じてしまいます。

そんなマンネリ化は
金市場も同様の状況であり
昨年は最高値をマークするも
それ以降はパッとしません。

今年もデルタ変異株の発生で
一時的に昨年ほどでないものの
高値をマークすれどワクチンの
普及率と時間と共に価格も少しずつ
下がってきている状況。

それもこれも世界各国の
景気も悪く金融政策もなかなか
緩和されない状況が背景にありますが
その状況も打開される見通しが
立ってきそうです。

というのも先週アメリカで
行われたFOMCでは金融政策の
要でもある量的緩和と利上げが
現状維持として表明。

しかし、利上げに関しては
2022年末までに…という内容を
示唆した発表となったものの
量的緩和に関しては早くて
今年の11月に決めるかも…とのこと。

これまでは維持…維持…未定…
など具体的な時期がハッキリと
していなかった状況であったため
今回のFOMCではかなり進展。

金価格の動向というのはよく
噂が広まる前に取り引きが動いて、
広まった後は沈静化する…
というように言われてます。

次回のFOMCは11月に
予定されているので10月の
経済指標やFRBの動きは
注視しておく必要がありますね。

9月の市場動向は…

金融政策のひとつである
量的緩和の縮小が示唆され
市場では金やプラチナなど
貴金属は売りの動きへ…。

金利の利上げも現時点で
確定はないけれども見通しが
立ったことも背景にりそう。

9月初旬に発表された
経済指標も予想を下回る結果となり
金よりもドル買いが先行した兼ね合いで
月を通してどちらも下降傾向。

目下で中国の大手不動産会社の
話が盛り上がっているものの
関係ない投資家にとってみれば
そこまでのリスクと捉われず…

世界的には会社は破産するのか？
それとも政府に助けられるのか？
…という結末しか気にしてない様子。

相変わらずアメリカ以外の
経済の動きでは世界を動かすほどに
ならない感じですね。

そして、プラチナですが、
こちらも金と同様に
下がってきており1月以降で
今年の安値圏内となりました。

4,000円/gを下回ったので
3,000円/台を維持していた去年の
レベルへ推移するのか今は
静観している人も多いです。

昨日のニュースで塩野義製薬が
コロナの飲み薬タイプの治療薬に向け
以前より活発的に動いているが
完成して浸透すれば収束も早まりそう。

年内には完成させて
年度内には供給できるのを
目標としておりこれまでにない
異例の急ピッチでの開発。

アメリカのファイザー社や
メルク社が先行しておりそこに
追従する形となってます。

人体へ関わることなだけに
慎重に進めては欲しい限りですが
これが広まればコロナ禍も
ひと段落って感じです。

そうなればプラチナ価格は
経済が動くことによって今より
上がる見込みも高まりそうです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(10/1)の貴金属価格】
　ゴールド：6,959円/g（+64）
　プラチナ：3,888円/g（+14）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
ダイヤモンドがフラワーセットされたデザインのシンプルリング。
今注目されているインデックス・リングとして人差し指に着けるとオシャレに見えますよ。

素材：Pt900、天然ダイヤモンド（合計0.30ct）
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