2022年5月度の金・プラチナ価格総括

2096 Gold

あまり日本国内では
コロナ！コロナ！と以前ほど
騒がれなくなってきました。

感染者の数で言えば
ピークの頃とあまり変わらないほど
多いのですけどもようやく
Withコロナ本格化したのか！
…といった感じでしょうか。

私も4月5月は色んな会の
総会シーズンだけありまして
飲みに出る機会も増えてます。

サービス業なのでできるだけ
感染しないようにお店選びも
気を付けてはいますが、
付き合いはありますからね…。

そんな日本に比べて
4月頃から敏感に…いや
過剰と言えるほど厳しく
対応している中国。

人口が多い上に政府の
対応もかなり厳しいがために
経済に影響が出て来てます。

いくら科学技術が発達しても
こういったウイルスパニックは
対策が難しいので大変なところ。

中国最大の都市であって
世界的な金融都市でもある上海。

ここで行われたロックダウンにより
市民の行動がかなり制限されており
検査と買い物以外は外出禁止。

それでも感染者は減らずに
制限が続いていることから
スーパーで長蛇の列が出来たり
海外へ逃亡する人が増えたりと
厳しい状況が続いてます。

そんな中国の経済指標はというと
コロナ禍真っ只中と同じほどに
逆戻りする可能性も十分にあると
言われており感染対策が果たして
項を成してるのか微妙なところ。

何事も一度決めたら徹底的にやる
中国なので感染者がほぼゼロになるまで
規制を緩めることはなさそうです。

と、そんなコロナ禍も
世界的にはだいぶ緩和されており
引き締めてきた分の取り返すべく
金融政策で巻き返す国も出てます。

2月末からのウクライナ情勢も
あまり進展がない状況なので
当初予想されていた通り長期化し
落としどころが難しい状況。

こういった状況もありまして
金相場はそこまで大きな動きを
見せない5月となりました。

今後の動向は…

為替の動向が落ち着いたのか
金相場も落ち着きを見せた
1ヵ月となった5月。

月を通すと価格は落ちたものの
中旬あたりから停滞状態にあり
なかなか落ちてこない状況。

というのもここに来てから
アメリカ経済の失速感と景気後退が
強まっているように感じているからだ。

これは経済指標の悪化により
金利の利上げする方針というのが
揺らいできたためでもあります。

その状況はアメリカだけ？
…かというとそうでもなく、
ロシア経済制裁の影響を受けている
ヨーロッパにも表れている様子。

エネルギー資源の輸入削減は
ヨーロッパ経済にも影響しており、
それが中国便りの国にも普及。

なかなか解消できないインフレと
物価上昇が相まっていることもあって
先行き不安感が蓄積されている
そんな状況となっています。

そのせいか5月初旬に暴落しても
8,000円/g台を割ることなく金相場は
安定している状況となっています。

一時は核戦争か？とも言われた
ウクライナ有事も今は落ち着き
再び経済要因によって金相場が
動きつつありますね↓↓

そんな金とは対照的な
プラチナはやや下がりつつも
ほぼ停滞状態となりました。

為替の動きが緩まったので
金相場ほど引っ張られることなく
大きな動きを見せませんでした。

ウクライナ有事が若干ですが
落ち着きを見せたことによって
5月初旬の金は値下がり。

しかし、プラチナは金ほど
安全資産としての信用性がなく
有事分の浮き沈みもなく。

プラチナに関しては最近
これといった情報がないので
相場も落ち着いていますね。

と、本日の為替を見ると
1ドル130円突入したこともあり
金・プラチナの円建て相場は上昇。

落ち着いていた為替がここで一気に
円安へ傾いているのでこれが続くと
どちらも値段は上がりそうです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(6/2)の貴金属価格】
　ゴールド：8,538円/g（+132）
　プラチナ：4,662円/g（+138）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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