2022年8月度の金・プラチナ価格総括

投稿日:

2187 Gold

 

さて、早くも8月が終わり
夏の終わりが少しずつですが
近づいてきております。

そんな8月は日本で夏の風物詩、
甲子園がありましたが世界では
不安感を募ることなどがありました。

それは8月初旬に起きた
ペロシ・ショックと呼ばれる
米中の衝突懸念でした。

 

コロナ禍前からあった
米中の貿易衝突はしばらく
目立った動きはなかったけど
アメリカ ペロシ下院議長の
台湾訪問によって再燃。

これに中国が非難したのは
当然のことではあるのですが
北朝鮮はこの件に関して
「中国人民の憤怒を引き起こした」
なんて公表しました。

 

ペロシ下院議長は今回の
台湾訪問だけでなく、
ウクライナへも訪問。

ロシアが侵攻し始めた
春頃にこういった行動をし、
”行く先々で災いをもたらす”
なんてことも言われた方。

 

下院議長というのは
大統領権限継承順位が
副大統領に次ぐ順位。

つまりは実質アメリカの
ナンバー3という立場なので
かなり重要なポストの存在。

そんな方なだけあって
今回台湾を訪れたことが
大変注目されてしまいました。

 

台湾周辺での軍事演習も
予定より長く続けた中国。

かなり緊迫した状況と
なってしまいましたが
今はその騒動もひと段落。

現在は軍事演習も終わり
落ち着きをみせていますが
一瞬の出来事が金価格にも
少し影響した8月でした。

 

 

円安で全体的に上がる?

先月末にアメリカで行われた
ジャクソンホール会議。

この会議では世界各国から
中央銀行のトップや政治家が参加し、
世界経済や金融政策に関する
議論を交わすというもの。

日本からは黒田総裁が出席し、
これからの日本の金融政策について
注目されていました。

 

ただ会議中での発言は
なかったものの後日の報道では
”日銀は金融緩和策を維持する
以外ない”ということで、
これまでの姿勢を崩さず。

会議中でなく質疑応答での
内容ではあったものの国内へも
ずっとこの方針を伝えてるので
金融緩和の維持はほぼ確実。

 

ということになると
これまで同様、アメリカとの
金融政策の乖離はできる一方。

アメリカは今後も金利の利上げを
示唆しているのでなおさらです。

となると今後も起こりそうなのが
日本での円安となるワケでして
月末に掛けて1ドル140円にまで
届きそうな勢いでした。

 

そんな状況もあり月初から
上昇ペースにありました。

一時的に経済指標や金利利上げの
ペース状況で値段が落ちたものの
中旬以降はほぼ動かず。

月の平均価格としては
未だ高値の状況が続いている
…という結果となりました。

 

そんな金(ゴールド)に対して
下がりペースの強かったプラチナ。

価格変動の要因としては
金とほぼ大差ないのですが
何分扱いが全くことなります。

金利が上がってしまうと
金が売られて金利に投資するので
金価格が下がることになります。

プラチナは金利が上がると、
金利のために売却はされずに
景気悪化と捉われ主力需要の工場需要が
低くなると思われて売却されます。

そういった金利は金利でも
金とプラチナで需要が全く異なるので
このように同じような動きとは
なりにくい状況であるということです。

 

金利を利上げするというのは
景気後退を抑制するための行動。

いくら利上げを狙うとはいえ
景気のリスクがあるので金(ゴールド)は
そこまで売られないかもしれません
(利上げが継続されているのも一因ですが)

ただし、プラチナに関しては
工業用に使われるので景気後退には
金よりも敏感ということです。

 

とはいえこのままプラチナの
価格が下がるのかというと、
まだ戻ってきそうな気はします。

4,000円/g台を下回るとなると
購入に踏み切る投資家もきっと
増えるでしょうからね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(9/1)の貴金属価格】
 ゴールド:8,476円/g(-25)
 プラチナ:4,233円/g(-26)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

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