2023年6月度の金・プラチナ価格総括

2513 Gold

早くも7月が終わりますが
今年は梅雨が長く感じた年。

雨が降った日が多く感じ
台風こそほとんどないけども
線状降水帯による水害が
目立った梅雨ではありました。

私が住んでいる広島は
ニュースで騒がれたほどの
被害はありませんでした。

しかし、6月の水害では
愛知県や和歌山県、
7月は九州全域と秋田県で
大きな被害が出ました。

知り合いのジュエラーからは
道路が冠水して自動車が危うく
水没してしまいそうな動画が
送られてきました。

同じような自然災害による
被害は何十年前もあることで
いくら科学技術が進んでも
防ぐことが厳しいもの。

改めて自然の驚異に対して
人類は太刀打ちできないなぁ
…と感じた次第です。

この数か月は振り返っても
あまり目立ったニュースがなく
6月もいざ見返してみると
日本に限らず海外でも
コレだ！というのがなし。

細々としたものはあれど
世界に大きく普及するほどの
ネタがありませんでした。

こういう状況だと
貴金属相場というのは
大きく動かないものです。

今抱えている世界的な
リスク要因としてあるのは
ロシア・ウクライナ情勢、
台湾有事、米中摩擦。

ではあるのですが、
大きく目立った動きはなく、
ちょっと不気味にも感じます。

何もないに越したことはないので
このまま平行線か落ち着くならば
いいのですが、今は嵐の前の
静けさなのでしょうか…。

毎年恒例の大口顧客の
取引があったので一時的に
ドタバタしたものの店頭客は
少ない日が続きました。

相談や問い合わせはあるけど
やはりゴールドに関して言うと
値段が高い状況もありまして
手が出る方もいませんね。

6月の価格動向は…

ということで6月の
相場を振り返ってみます。

6月は特別な時事ネタはなく
経済指標や為替、利上げ動向の
影響で価格が動きました。

1か月を通してみると
ドル円為替は月半ばから
円安傾向に動いていきました。

ゴールドに関しては
その円安に引っ張られて
中旬から円建てが高まり
そのまま維持する形。

更には13日・14日に行われた
アメリカFOMCにおいては
年末までに政策金利を2回ほど
追加利上げする内容を示唆。

こうしたゴールドにとって
上昇要因が重なったことで
瞬間的に上がり、そこからは
高止まりする状況で落ち着いた。

ここ数か月は10,000円/gに
近づいては落ちるという
動きの繰り返し。

ゴールドにとってすれば
何かとどめの一撃なんかがあれば
最高値を超えそうな気はします。

が、主だった動きがないので
しばらくは経済指標やFRBの動き等
数字を追うことになりそうです。

で、ドル円為替で同じように
円安の影響を受けたものの
プラチナに関しては影響なし。

金利利上げの示唆によって
今後のアメリカ、ヨーロッパの
経済状況の先行きが不透明となり
ドル建て相場が下がった結果
円建ても引っ張られました。

1か月を通すと500円ほどの
動きがあり、全体的な動きは
下落傾向となったプラチナ。

円安にも関わらず、円建てが
下がってきているの状況なので
6月はプラチナを購入する方が
店頭でも多かった印象です。

接客での体感ではあるのですが
プラチナは5,000円/gを切るかが
購入する閾になっていますね。

4,500円/gを切るような
状況となればもっと買い手が
増えそうな感じではありますね。
（たぶん私も買います）

そういった状況もあってか
プラチナに関する質問を店頭で
よく受けるようになりました。

初心者向けですが詳しくは
こちらの動画でも伝えてますので
ご覧くださいませ↓↓

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(7/25)の貴金属価格】
　ゴールド：9,821円/g（-49）
　プラチナ：4,876円/g（-30）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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