動きのないFOMC!中東リスクによる金価格への影響は?!

更新日:

2621 Gold

 

11月の三連休突入前に開かれた
FOMC(連邦公開市場委員会)。

前回と同様で今回も
大きな動きはないだろうと
予想されていたのですが
まさにその予想通り。

政策金利に関しても
前回に引き続き据え置きで
利上げは見送りとなりました。

 

インフレ状況や経済指標で
金利動向を決めていくという
当初からの方針に沿った形。

次回12月のFOMCまでは
見守るということで前回と
ほぼ同じ内容で終わりました。

 

当初からインフレ率2%を
目標に金利を上げてきた
FRB(米連邦準備理事会)。

まだその目標に届かず
年内はまだ利上げの可能性も
と言われていましたが経済指標が
良かったこともあって維持。

このまま指標が悪くなければ
12月も引き続いて利上げは
据え置きすると予想されてます。

 

もしも利上げをやめて
インフレ率が上がってしまうと
FRBのシナリオとずれるもの。

なのでインフレ率だけでなく
経済指標に関しても事細かく
シビアになってきています。

過去の数値を見ながら
慎重な姿勢を崩さずに
市場を見極めていく方針に
年内は揺るがない状況。

 

こういった方針を受けてか
長期金利の方は急低下。

その影響を受けて
ドルが売られる動きとなり
ドル円為替は150円/ドルを切り
円高に動く始末。

日本は3連休でしたが
この影響もあって休日価格は
若干下がりましたね。

 

 

中東リスクは一時休戦?!

イスラエルによるハマスへの
報復が始まって1か月が経過したが
なかなかほとぼりが冷めない状況。

むしろ報復攻撃は激化しており
収束に向かっているかもしれないけど
犠牲者も増えております。

イスラエルは攻撃開始時点で
ハマスを壊滅する旨の話を掲げており、
中止を促す国もあれど、方向性を
変えずに突き進んでおります。

 

とはいえ、思っていたよりも
金価格上昇に繋がっていないのは
原油や周辺国への影響があまりない
…というのが背景にあります。

中東地方というと原油と
切っても切れない関係にあるため
この有事が勃発した際には
原油高リスクも考えられました。

世界銀行が、今回の衝突激化の
影響次第では最大75%原油価格が
高騰する試算を打ち出したものの
現時点では起こっていません。
(今後なる可能性は秘めてますが…)

 

そして、両国の後ろ盾は
関係性が良くないことから
何かしらの影響があるのでは
というリスクで上がった金相場。

しかし、報復開始後も
今のところは原油価格に
大きな影響が出ることなく。

関係国も軍事支援を行うものの
直接的に関与するようなことは
現時点ではない状況です。

 

人道危機が深刻化してますが
そうした背景があってか金相場は
落ち着きつつあります。

そういった状況の中で
行われたFOMCですけども
しばらく大きなネタがない以上、
高値圏内ではあるものの金相場は
落ち着いている状況ではありますね。

値段があまり動いていないので
当店でも売買取引がひと段落つき
先月の慌ただしさが無くなってます。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(11/10)の貴金属価格】
 ゴールド:10,540円/g(+78)
 プラチナ:4,733円/g(-35)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格

<ノイズを消し去るピンキーリング>

無料見積もり

ナカオカのLINE@登録し、
画像を送付頂ければ、
来店不要でお見積もりできます↓↓

 

メルマガ登録フォーム

登録は以下の画像をクリック↓↓

 

【株式会社ナカオカ】

住所:広島市中区堀川町5-10(金座街)
TEL:082-246-7788
営業時間:10時~19時(水曜定休日)
HP:https://nakaoka-inc.com/

  • B!