２０２３年の金・プラチナ相場を振り返ってみる

2674 Gold

1週間前といっても
年をまたぐ前の年末ですが
所属している中小企業家同友会の
大忘年会が開催されました。

コロナが5類になって
初の忘年会ってことで会場は
オリエンタルホテルにて盛大に。

参加者70名ほどの規模で
これだけの忘年会も本当に
久しぶりのこと。

今回の忘年会には
テーマが設定されておりまして
”夢を叶える忘年会”。

夢は思い描くだけでなく
それを言葉にして人前に話す
これをやることで実現できる
…そう言われてます。

そんな忘年会だったので
乾杯をする前にテーブルに分かれ
昨年の振り返りと新年の目標を
漢字1文字にして発表。

すぐに書き込む方もいれば
なかなかペンが進まない方も。

ちなみに私はというと
2023年は”金”でして
2024年は”外”としました。

2023年は金取引が多く
日々そちらの対応に追われ
金価格も最高値を更新。

更にインボイスが始まったり
何かとお金の動きが激しい
1年だったのでそうしました。

そして2024年は
なぜ外にしたのかというと
コロナ禍で動けなかった分の
海外活動を行いたいため。

本来であれば香港やタイで
ジュエリーや宝石の仕入れなどを
開拓していきたいなぁ…と。

そして、プライベートでも
新婚旅行でアメリカや欧州へと
行きたかったのですが残念ながら
それが叶わなかったこの数年。

仕事と私事の両面で
海外へ行って、ビジネスも
プライベートも充実させたいと。

そういうことで2024年を
漢字1文字で表すとすれば
”外”としたのでした。

皆さんにとって2024年を
漢字1文字で表すとすれば
何になりますか？

2023年の相場を振り返る

と、ドタバタした金取引、
それもそのはずで1年の動きを
振り返ってみると上昇傾向。

これまで単月毎で
振り返ってみたときはあまり
動きは無かったように見えるも
年単位だとなかなかの動き。

特に12月は過去最高値である
10,928円/gをマークしました。

貴金属資産として君臨する
ゴールドとプラチナ。

どちらかというと
資源での稀少性が高い
プラチナに比べゴールドは
相場の安定性があります。

しかし、この2023年は
それを覆すかのような動きで
最高値と最安値の差は
約2,400円/gにもなりました。

これだけ上がったのは
ドル円為替が円安傾向にあり
ドル建て金相場も最高値更新。

円建て金相場を構成する
両方の要素が高まったことが
要因ではありました。

まず円安傾向になった理由は
何と言ってもアメリカと日本との
金利差にありました。

インフレ対策としてアメリカは
2022年より金融引き締めを行ったが
日本は維持したことで政策金利の
金利差が開き、円が売られて
ドルが買われる動きとなったのです。

2023年1月は1ドル130円台だったのが
12月には150円台になったので
それが円建て相場に大きく影響。

そして、2023年はアメリカの
大手金融機関破綻に債務上限問題、
イスラエル・パレスチナ問題が浮上。

ドル建て相場を底上げすることで
円建て相場に大きく左右することに…。

ちなみにプラチナに関しては
最高値と最安値の差が約900円/g。

単純に相場がゴールドの
約半分なので動きも同様ですが
日々の値段の動きに比べると
年度の動きは控え目。

経済情勢に左右されやすい
プラチナはコロナ禍は解消したものの
ドル建て相場は経済指標に左右され
下落傾向となりました。

プラチナ相場に大きく関わる
自動車や工業用需要が徐々に戻るも、
回復とまではいきませんでした。

これはヨーロッパ圏の経済は
2023年になったも大きく回復せず
低調にとどまったのが原因ではあります。

年末の方ではインフレ緩和、
金利利下げといった経済復調の兆しで
徐々にドル建ても上がってきました。

なのでこの円建て相場に関しては
ゴールドでもお伝えした通り
為替の影響が大きいものでした。

景気動向に左右されやすい
プラチナは来年もアメリカと
ヨーロッパの経済指標動向が
関与しそうな感じではありますね。

来年は経済指標によりますが
アメリカ金利利下げによって
ドル円為替がどう動いていくか
そこが円建て相場で気になるところ。

また、アメリカ大統領選と
台湾総統選、ロシアやイスラエルの
地政学リスクも気になるところです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(1/2)の貴金属価格】
　ゴールド：－円/g（+0）
　プラチナ：－円/g（+0）
　※2024年1月3日まで価格公表なし

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