2024年10月度の金・プラチナ価格総括

2983 Gold

先週の話ではありますが
10月末日にロータリークラブで
卓話をしてきました。

テーマはもちろん
ゴールドに関するもの。

相場が相場なだけに
ホットなネタもあったので
いいタイミングではありました。

ちょうど10月末日は
円建て金価格が最高値。

しかも10月は月を通して
上り調子なタイミングであり
なかなかの上昇率だったので
話すネタは多々ありました。

ちなみにロータリークラブで
ゴールドに関する卓話をしたのは
2回目のことではあります。

前回は2018年の5月でして
その頃の相場を調べると、
約3倍程度になってました。

当時行った卓話でもっと
背中を押しておけば今頃
大喜びしている方も恐らくは
多かったと思います。

ま、元本割れのリスクがあり
資産商品ってこともあるので
なかなか勧めるのも難しいところ。

それでも話を聞かれた
購入された方もいらっしゃったので
その方はラッキーでしたね。

そんな前置きをしながら
2018年からの価格動向をお伝えし、
ロータリークラブってことで
経営者向けの話も織り交ぜて
30分ほどお話しました。

聞かれてる方をちょいちょい
見ながらお話させていただきましたが
結構前のめりに聞いてくれる方が
多かったような気がします。

高値を更新するとメディアでも
しきりに報道されるワケでして
どうしても耳に入る機会も増えます。

ホットな情報だから
興味を持ってくれる方も
多かったのではないかと
思った次第です。

異常な上がり方をしたゴールド

10月はドル建てに然り
円建てに然り最高値を連日
更新した日が目立った。

これはゴールドだけでなく
プラチナに関しても同様で
上昇傾向の強い1ヵ月。

ちなみに月間でどれだけ
最高値と最安値の差があったか
というと以下の通り。
・ゴールド：1,692円/g
・プラチナ：696円/g

どちらも1割ほど価格が
上昇していることもあって
久しぶりに動きの大きな月。

特にゴールドに関しては
15,000円/gの大台に乗ったので
連日ニュースでも騒がれました。

特に大きく影響したのは
中東リスクとアメリカ大統領選。

イスラエルとガザ地区の衝突は
イランにも発展し、10月に入ってから
そのリスクが一気に高まった。

イスラエルとイランは後ろ盾が
全く違うことから、今後それらを
巻き込むかもしれないリスク。

原油産出国が多い中東地方での
地政学リスクであったため、
原油価格への影響もあった。

更に11月に予定されている
アメリカ大統領選挙において
どちらの立候補者も接戦。

これまでの大接戦は
恐らくなかったと思いますが
投資家やファンドのポートフォリオを
最後までかき乱したわけです。

また、10月は日本において
自民党の総裁選が行われ
石破内閣が新たに発足。

当初は瞬間的に円高に
動いたもののすぐさま
円安基調となった。

ドル建て相場の最高値更新、
そこに円安の動きも絡んで
円建ても最高値をマーク。

プラチナに関しても
為替の影響を受けたことで
月を通して上昇基調。

月下旬は若干落ち着きを
見せたもののこれは
パラジウム価格の急騰が
若干影響したもの。

パラジウムの主な産出国は
ロシアであるが、昨今の情勢から
経済制裁の対象となることが
検討されている模様。

今後の供給量の懸念から
変われる結果となりましたが
自動車触媒としてパラジウムは
プラチナとほぼ同じ立ち位置。

パラジウムの供給減によって
プラチナの需要が見込まれた結果
こちらも買われた動きとなった。

パラジウムも10月は1割ほど
急騰したのですがプラチナも
同じくらいの上昇幅。

プラチナも主要産出国に
ロシアが含まれているので
まさにパラジウムに連れて
同じような動きとなったワケです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(11/6)の貴金属価格】
　ゴールド：14,790円/g（+3）⇒14,933円/g　13:30に価格変更
　プラチナ：5,436円/g（+63）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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