3689 Gold
10月3日、阪神タイガースが
セ・リーグ優勝を決めました。
阪神は1962年、64年、85年、2003年、
05年、23年、そして昨年の25年と、
セ・リーグを7度制しました。
けれど、そのたびに翌年は
優勝を逃しており、リーグを
2年続けて制したのは、90年あまりの
球団の歴史で今回が初めて。
勝つことより、勝ち続ける方が難しい…
スポーツではよく言われることです。
優勝した翌年は他の5球団がチームを
徹底的に研究しますし、主力は疲れが残り、
ファンの期待も一段と高くなります。
阪神が7度つかんだ優勝の後、
一度も2年目に届かなかったのは、
それだけ連覇の壁が高い証。
で、今年の舞台はマツダスタジアム、
カープ戦で、阪神は優勝へのマジックを
「1」として試合に臨みました。
勝てばもちろん優勝、
引き分けでも優勝という状況。
ところが、試合はというと
カープが6対4で勝ち、地元のファンの
前でカープが意地を見せたのです。
それでも、同じ夜に2位の巨人が
負けたことで阪神の優勝は決まったのですが
記者会見で見せた藤川球児監督の涙は
グッとくるものがありました。
(ちなみに私は虎党ではないです)
結果として巨人の負けによって
優勝が決まりましたが、当然ながら
それはマジックをそこまで減らした
チームの実力ではあります。
春から勝ちを積み上げてきた
半年分の貯金が、最後の一晩で
効いただけの話です。
勝った側が負けた側の優勝を見送る、
といったことが野球ではたまにあります。
自分が負けた日に他が負けたことで
勝ちが決まる…ということでしたが、
これって資産の中にも、そういう
働き方をするものがあるのです。
金の出番は他が負けたときにくる
資産と言ってもお金や株式、
債券、不動産、貴金属などといった
様々な商品が存在します。
商品それぞれで強み弱みがあり
マーケットも違うことから
どれかが上がれば他も全部上がる…
といった同一方向には動きません。
なんら関係性があるものでもないので
どういう組み合わせで持っておけば
****が下がっても****が上がる
と逆相関に動くとは限りません。
そこで重要となるのが
信用リスクに関すること。
【信用リスクとは】
債券や株式を発行する企業などの財務状態が悪くなることで、債務が回収できなくなることです。
デフォルトリスク(債務不履行)と呼ばれることもあります。
なぜなら相場がどう動くか
断言できない以上は違う視点で
組み合わせるしかないため。
そのひとつの視点というのが
信用リスクなのです。
たとえば、株というのは
企業が倒産すれば価値が無くなるし
お金も発行国である国が破綻すると
価値が大きく落ちるか紙切れです。
債券についても発行元が
破産すると価値が無くなるし、
不動産も購入して権利はあれど
最悪の場合、国に没収される…
そんな信用リスクを抱えています。
投資商品のほとんどは、
そうした信用リスクであり、
リスクがあるものと無いものを
組み合わせて運用する。
これが分散資産における
理想形ではあります。
ただし、金(ゴールド)は
自分で稼いでくれません。
預金のように利息がつくワケでも、
株のように配当も出ません。
だから株が上がりやすいような
景気がよい時期における金は
目立たないことが多く、出番が
来やすいのは他が負けた日。
このように金(ゴールド)を
資産に入れる理由としては
主に以下があるためです。
①有事に強い
金融危機や戦争。
世の中が大きく揺れると、お金は安全な行き先を探して動き、そのたびに選ばれてきたのが金でした。
リーマン・ショックでも、株が元の水準に戻るよりずっと早く、金は危機の前の値段を超えていきました。
「有事の金」という言葉は、こうした経験の積み重ねから生まれたものです。
②信用リスクが低い
通貨は国の、債券は国や会社の「約束」です。
約束した側が行き詰まれば、その紙は紙切れに近づきます。
アフリカのジンバブエでは、ハイパーインフレで自国の通貨が価値を失い、2015年に正式に廃止されました。
最後の交換レートは、3京5,000兆ジンバブエ・ドルで1米ドルです。
リーマン・ブラザーズが日本で円建てで出していた社債も、会社の破綻で約束どおりには返ってきませんでした。
金は、誰かの約束ではありません。金そのものが価値を持っています。
相場が下がることはあっても、発行した誰かがつぶれて価値がゼロになる、ということがないのです。
ちなみに、通貨を失ったジンバブエが2024年に出した新しい通貨の名前は「ジンバブエ・ゴールド」でした。
文中でお伝えしておりますが
金は値上がりすることもあれば、
値下がりすることもある資産。
ゼロにならないことと、
損をしないことは別の話です。
相場がどう動くか読めない以上、
信用リスクのある商品と無い商品を
組み合わせて、最悪のケースに
対処しましょうってことです。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you.
【本日(10/11)の貴金属価格(9:30価格)】
ゴールド:23,754円/g(+0)
プラチナ:9,741円/g(+0)
※田中貴金属公表の税込小売価格
※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)
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