3335 Gold
ETF価格が店頭価格より
高くなっている理由について
先日質問されました。
※2025年10月17時点での話です
ETFといって金ETFで
1540:純金上場信託のこと。
このETFは消費税が発生しないし、
現物取引ほどコストが掛からないので
田中貴金属など地金商の
店頭価格より安いハズ。
しかし、店頭価格より
金ETF(ここでは1540と言います)が
高い状況が続いてました。
あくまで1g換算ではあれど
"買いやすさがウリ”のETFより
店頭の方が安いってことです。
厳密には金ETFの場合、
信託報酬などがあるため
1gではないのですが…。
と、まぁそれはさておき
ではその理由は何なのか?
それについて説明します。
ETFというのは実際に
ゴールドを保有してそれに
裏打ちするように設計されてます。
誰かが注文したら、その分の
ゴールドを買って証券化されるのが
ETFにおける流れではあります。
とはいえ、その買ったゴールドを
保管するのもコストが掛かります。
そんな中で金需要が高まり、
証券化が間に合わないことで
ETF価格が急騰している状況。
JPX(日本取引所)もこの件について、
このような注意喚起を公表。
このリンクにある通り、
ゴールドだけでなくプラチナも
該当している状況。
基準価格との乖離が以下の通り
高くなっているので、もし乖離の低い
以前からETFを持っていた方からすると
以下の乖離分との差額が利益として
取りやすくなるってこと。
・ゴールド:約14.5%
・プラチナ:約14.7%
短期投資の方からすると
価格上昇分+乖離差額分と思わぬ
利益が出ていたかもしれない
ってことです。
ちなみにこれだけの乖離も
ほとぼりが冷めると当然
収束していくものです。
ということはどんどん
基準価格に向け乖離差が縮小し、
証券価格(ETF価格)も下がるので
空売りすると有利になる
ってことでもあります。
当然ながらそれを睨んだ人は
私も含めてめちゃくちゃ多いワケで
1540の空売りがストップする事態。

デイトレなど投資に長けた方なら
今回の証券価格と基準価格の乖離は
格好の利益タイミングではありました。
お客様から話をいただいた翌週
10月20日から金価格は大きく
値段を落とすこととなりました。
(10/17(金)⇒20(月)で-579円/g)
利確で売りさばいた機関投資家が
多かったのも起因していたのでは
ないかと思った次第です。
ちなみにこれだけの乖離が
起こっていた銘柄は1540のみ。
他のETFでは通用しないので
1540を現物取引で持ってた方のみ
通用する手ではありましたね。
なお、一昨日の金価格暴落で
現在は乖離差が収束しており、
本来の店頭価格より安い状況。
ただ、今後相場が急激に上がり、
また乖離差が起こるのを期待して、
現物取引で1540を持っておいても
悪くはないのかな…とは思います。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you.
【本日(10/24)の貴金属価格(9:30価格)】
ゴールド:22,372円/g(+228)
プラチナ:9,067円/g(+165)
※田中貴金属公表の税込小売価格
※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)
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