相続や贈与には向かない金ETF

1470 Gold

金ETF歴の長いお客様が
弊社へ来店されました。

2007年に上場してから
ずっと取引されている猛者。

そんなETF常連の方が
なぜ弊社へ来店したかというと
金（ゴールド）を現物で
持っておこうと思ったため。

なんで金を現物で
持つことにしたかというと
・手元に現物で残したい
・金ETFの税金がいたい
・頻繁に取引しなくなった
といった理由のため。

金ETFも企業次第では
購入した分を現物として
交換することができます。

ただ、少量交換はほぼなく
だいたい1kgからの交換。

1kgってなると最近の
相場でも約700万円。

金ETFだと現物よりも
手数料が安いのでもう少し
安く買えるかもしれません。

が、やはりそこそこ
高くなってはしまいます。

気軽に売買できて
元手が少なくても可能なのが
メリットである金ETFで
そこまでの金額で購入する人は
なかなかおりません。

今回の来店された方も
長くETFをやっているものの
そこまで大金をつぎ込んでなく
現物交換できるほどの量を
持っていなかったのです。

たしかに金ETFというのは
現物取引に比べると
利益を取りやすい投資商品。

ではありますが、何百万円も
利益を取るのは至難の業。

株のように短期間で
何十万も動くことも少ないので
ある程度の資本が必要です。

しかも利益の約20%は
所得税として納税する
義務がありますから…。

年も取ってきたし
コロナ禍で金価格もほぼ
上がりきったのもあって
頻繁な取引も面倒くさい
…ということでの来店でした。

金ETFは自分向け

金ETFは株のように
証券口座を用意したら
ネット上で売買できる簡単かつ
低予算で投資できる商品。

ただ、それゆえに
扱うものが金（ゴールド）でも
資産と言うより投資に
近い商品となります。

そのため、金ETFは
贈与や相続に向かない商品
ってことになります。

でも現物に変えれるなら
それでもいいんじゃないの？
…と思うかもしれません。

しかし、以下のデメリットが
あるので結局のところ
個人向けでない場合には
あまり適していないのです。

◆交換単位が1kgである
◆業者次第でブランド指定不可

1kgのインゴットとなると
分配するのであれば小分けや
現金換金する必要があります。

もちろん小分け手数料や
税金（場合による）など
支払うものを支払えば可能です。

そして、ブランドを
指定できない可能性もあります。

金ETFに手を出すなら
相続や贈与などに向かない
個人向けの商品であることを
認識しておきましょう。

簡単に売買でき現物よりも
利益を出しやすい反面で
そういった特徴があります。

ひとえに金と言っても
いろんな商品があります。

それぞれの特徴を把握し、
自分の目的にマッチした方法で
取引することが大事なのです。

ちなみに金ETFのことに
触れておりますが弊社では
現物しか扱ってません(笑)

宇宙のパワーやエネルギーが
凝縮された金（ゴールド）。

やっぱり目に見えて、
手で持っておく方が
いいですからね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(9/13)の貴金属価格】
　ゴールド：7,346円/g（+0）
　プラチナ：3,575円/g（+0）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※市場休業のため、土日は同一価格

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