米金利が上がる限り金（ゴールド）を買い続けるお客様

2425 Gold

私が所属している経営勉強団体
中小企業家同友会。

色んな委員会があるのですが
中に会員の専門知識を活かした
勉強会が隔月で開催されます。

その勉強会が先日開催され
参加したのですが、今回のテーマは
金利に関する内容でした。

「金利が上がるってどういう事？」
～これからの金融予測とキャッシュフローについて～
というテーマで、信用金庫を独立した方が
講師になってのセミナーでした。

金利といいますと何も知らない
…というワケではないのですが、
自社にどんな影響があるのか
イマイチ分かりにくいもの。

今回はキャッシュフローに詳しい
講師が登壇するということで
聴講したということです。

セミナーで聞いた内容は
主に以下のようなことでした。

・金利を動かすことの影響
・日本の金利政策について
・米金利動向による影響
・金融機関の金利の考え方
・金融機関との付き合い方

ゴールドという金融商品を
扱う手前、金利に関する勉強も
独学ではしてきました。

ただ、あくまでも
ゴールドとの関係性程度で
あとは会社の借り入れなどに
関わる内容でした。

テレビで何度か金利に関する
情報を見たことはあるのですが
分かりにくいものばかりなので
質疑時間まで確保された今回の
セミナーは大いに役立ちました。

ここ最近は金価格が上がり
この背景にあるのは
ドル円為替が円安となったため。

ちょっと前までは1ドル110円弱が
今では130円ほどになっており、
そこまでの円安ともなると
輸入コストが増える動き。

で、輸入コストが増えると
物価も当然上がるワケでして
実はこの円安になる動きも
アメリカの金利が背景。

金利といっても日本だけでなく
アメリカにあるもので、特に
関係性の強い国の金利は重大。

日本で起こっている
目の前のことも大事ですが
実は対岸で起こっていることも
生活に影響する可能性がある
…ってことですね。

金利が上がってるけど…

先日ご来店されたお客様は
金価格が高値であっても気にせず
バンバン買われている方。

弊社ではこのようなお客様が
いらっしゃるのですが、
その理由は様々です。

ただ、今回のお客様は
金価格より金利だけで判断して
購入するという方でして、
弊社顧客では唯一の方。

金利といえど日本のでなく
アメリカの金利ではあるのですが
なぜ金利だけで判断するのか
接客の合間に聞いてみました。

すると答えは単純でして
”アメリカの金利と金価格は
相反関係にあるからだよ”
…とのことでした。

この関係は私も知っており、
利上げによって金利が高まると、
そちらへの投資傾向が強まるので
金価格は下がる傾向になります。

利息のつかないゴールドを売り、
金利の付く商品を購入するためです。

ただ、ここ最近の動向で
アメリカはバンバン金利を上げるけど
金価格（円建て）も上がっており
若干これまでの関係が崩れつつある
…と感じてはいました。

しかし、そのお客様は気にせず
アメリカの金利が上がっても
金価格は下がる関係に確固たる
自信を持っており継続購入。

金価格は上がっているものの
まだまだ安い方だと思っており
買い増しているのです。

円建てでの金相場は4月に
最高値を更新してはいますが
ドル建てに関しては現時点での
最高値を3年前に更新して以来なし。

円建て金相場ではなく、
ドル建て相場を気にするとしたら
確かに円建てほど高くはない
…という感覚なワケです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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