付加価値のついた記念金貨の売り時とは？

2251 Gold

今や音楽を聞くとなると
Youtubeで視聴してみたり
ダウンロードで買うのが当たり前。

よっぽど推しでない限りは
CDを購入することなんて
ほぼ無くなってしまいました。

ましてや買うだけでなく
レンタルすることすらも
無くなってきた気はします。

インターネットのおかげで
いつでも聞くことができて、
スマホの普及でどこでも
聞くことができます。

だから、僕と同じような方も
多いのではないでしょうか。

そんなCDですが先日
とある大手レンタルショップが
中古CDの買い取りを終了する
という記事を目にしました。

この背景は先ほどの通りで
Youtubeのように無料で聞けるし
サブスクリプション式で好きな時
好きなだけ聞くことができるので
CDの需要自体が落ちたのが背景。

ただですらCDが売れないのに
中古品を再販したところで
ほとんど需要がないということで
買取をしない判断になったのです。

とはいえCDの価値が
全くないのかというと
そういうワケではない模様。

ジャンルによっては未だに
高値で取引されるCDもあります。

また、CDでしか聞けない曲、
CDでしか見れないパッケージ等
決して価値が無いCDばかりではない
ということです。

CDが誕生したのは私の
誕生日と同じ1982年。

それまでカセットテープだったのが
デジタル化され高音質になったので
一気に普及し、バブルがはじけた頃でも
CDの業界だけは盛り上がってました。

それが40年経過した現在、
影が薄い存在になりつつあるけど、
ちゃんと価値があるCDであれば
それはそれで持っていても損は
ないということですね。

違う需要を作っていく

今ではほぼ使う人のいない
レコードもCDが出てくるまでは
絶対的な需要がありました。

CDに比べて大きくて、
保管性では劣ってしまうレコードも
一部のコレクターには需要があるワケで
今後も不要になることはないかと思います。

後発組であるCDもレコードのような
存在になってきていることもあって
別の価値を付けて売られてるワケです。

このような別の価値を付けて
販売するというのは金の世界でも
よくあることではあります。

特に多いのが”金貨”で
何かしら記念という名目で
色んなキャラや人物などと
コラボレーションしています。

付加価値を付けて販売することで
同じ金製品でも違った需要を生み、
金（ゴールド）という枠を外れた
新しい商品が生まれます。

そんな記念金貨ですが
先日来店されたお客様から
こんな話をされました。

何年か前に新聞に掲載されていた記念金貨を購入したんだけど、投資で買うものじゃないね…。
新聞の文字を見ていたら将来高くなるような説明だったし、”記念”とあったから、つい手を出してしまいましたよ。
こういった記念金貨はいつ売るのがいんじゃろうね？

記念金貨というのは日本で
造幣局が発行した物となると
額面が刻印されます。

その額面が刻印されると
金貨の中でも硬貨扱いとされ
お店によっては買い取りできない
…そういったケースがあります。

また、記念品であるとはいえ
コレクターや収集家などによって
需要が高くならない限りは
売買差で利益を出すのが困難なもの。

しかも金貨を作る場合には
素材代だけでなく、加工費や人件費
版権代が載っかるので割高となります。

金の相場が上がれば上がるほど
人件費が高くなればなるほど
販売価格に上乗せされるのです。

ではそんな記念金貨ですが
いつ売ればいいのかというと
・金の相場が上がったとき
・記念金貨の需要が高まったとき

つまり、そう簡単にすぐ
高くなる金貨ではありません。

このふたつの要因ですが
すぐに実現するかというと
なかなか難しいところです。

いつ金が高くなるかなんて
明確に時期が分かるワケでもなく、
特定の記念金貨がいつ人気になるか
…そのような予想は困難です。

なので、記念金貨も含めて
収集型の扱いとなる金貨は
地金型金貨以上にすぐ売らず
長期保有というのが鉄則です。

もし少しでも高く売りたいなら
目先の利益を追わないようにして
最低でも数年は寝かしておくのが
無難ということです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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