AI需要の高まりで起こる電力消費量の圧迫!そのリスクとは・・・

投稿日:

3230 Gold

 

世界の消費電力が
10年後に数倍になる…
なんて記事を目にしました。

この消費電力増の背景にあるのは
AI技術の急速な普及によるもので
生成AIや自動運転技術であったり、
スマートシティ構想など様々。

要は私達の生活を変える
技術革新はAIが成す力ですが
そういったものがエネルギー消費を
押し上げるということ。

 

ただ、純粋にAIを使えば
消費電力が上がるワケではなく
裏に隠れているのは冷房需要。

 AI処理に必要なデータセンターは
24時間稼働し続け、大量の熱を発生。

この熱を冷却するシステムこそ
AI処理そのものよりも多くの電力を
消費すると言われているのです。

 

現在、MircoSoftなど
世界大手企業はデータセンターの
建設ラッシュを繰り広げています。

これらの施設ひとつひとつが
稼働するとなると中規模都市並みの
電力を消費することになる模様。

地球温暖化によって、
世界的な気候変動が起こり従来以上に
冷房需要が高まっている昨今。

 

国際エネルギー機関(IEA)によると、
冷房電力消費は今後20年間で
約3倍以上になると予測。

この予測が現実になるとしたら、
電力供給体制の根本的な見直しは
急務となってきます。

 

天候に左右される風力発電や
太陽光発電は電力供給が
不安定であり限界があります。

結果として、原子力発電や
火力発電に頼らざるを得ない状況に
なってくる可能性もあります。

 

このエネルギー需給の逼迫は、
電力料金の上昇に繋がります。

私たちの生活だけでなく、
企業にとっても深刻な問題で
経営にも影響するもの。

技術進歩の革新無くして、
エネルギー危機は回避できない
そんなリスクも秘めています。

 

エネルギーインフレの影響

1970年代のオイルショック時、
金価格は劇的に上昇しました。

1970年は固定相場制だったのもあり
35ドル/ozだったドル建て金価格ですが
1980年には850ドルまで急騰。

この高騰の背景にあったのは
イラン・イラク戦争であったり、
アフガニスタン問題等の中東地方での
地政学的リスクでした。

 

中東地方といえば現在でも
有数の原油産出地域。

今でこそ産出できる地域が増え
原油以外でもエネルギーを賄えますが
1970年代といえば原油一択な時代で
オイルショックも中東の地政学リスクが
巻き起こしたものではありました。

 

そんな過去の供給不足による
リスクに対して、今回のAIによる
使用エネルギー増というのは需要の
爆発的増加が原因とされてます。

AI革命はしばらく止まることなく、
この電力需要増は構造的かつ
長期的に起こりえるもの。

 

ただ、あくまで現時点の話で
今後消費電力量の改善などにより
需要がこのまま増え続けるのか
どうかは分かりません。

供給面でも長い目でみると
効率の良い不足にならないような
システムができるかもしれません。

AIによる電気量が増えるのは事実、
でもそれに対して上記のことが起こる
部分についてはあくまで可能性の話。

 

AI革命がもたらす電力需要増という
避けられない現実を投資機会として捉え、
リスクヘッジを行うかどうかは
各個人での判断とはなります。

ただ、そのリスクというのも
数か月後数年後と短期的なものでなく
長期的なものであることには
変わりないかとは思います。

資産運用において、つい目先の
利益を追うことが多いとは思いますが
長期運用で潜在リスクに対応するのも
悪くない運用ではあります。

 

そうした場合に人の手で作られ
信用リスクを回避できない株や債券では
いささか不安な点はあります。

ゴールドはそういった
デメリットのない商品として
長期運用向きではありますね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(7/12)の貴金属価格(9:30価格)】
 ゴールド:17,571円/g(+286)
 プラチナ:7,397円/g(+252)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格
 ※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)

 

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