匿名性が高い金（ゴールド）の欠点とは

1882 Gold

弊社では時計も扱ってますが
HP経由ではお探しの時計に関する
問い合わせをよくいただきます。

ROLEXやOMEGA、
G-SHOCKなど国内外の
ブランド時計でお探しのものを
連絡いただくワケです。

時には販売中止のものや
中古品などがありお願いされても
お断りさせていただきますが…。

インターネットが普及し、
手に入らないモノはないと
言われてはいますがそれでも
困難なモノもあります。

そんな時計に関して
問い合わせをいただきますが
先日変わった時計を
お探しの方から連絡がありました。

その時計というのは
国内最大手である老舗ブランド
SEIKOの腕時計。

ただ、写真を見ると
ただのSEIKOではなく
逆輸入のラインナップである
SEIKO5（セイコーファイブ）。

逆輸入とあるように
日本で作ったものを一度
海外に卸したけども再度
日本に輸入したもの。

海外向けに作られたので
デザインが国内のものよりも
オシャレな気もします。

また極力ムーブメントなど
パーツを共通化しているので
価格帯が安めであるのも
SEIKO5の特徴です。

※SEIKO5は文字盤に「5」があるので分かりやすいで

そんなSEIKO5に関する
お探しの時計だったのですが
写真から同じ商品を探すも
全くもって見つからず…。

メーカーさんに聞いてみるも
この写真の時計は見たことない
…なんて言われる始末。

ただ、それもそのはずで
送られてきた写真の時計は
SEIKO MODと言われている
カスタマイズ時計だったのです。

SEIKO5は共通パーツが
多いので違う時計の針やベゼル
文字盤などを付け替えた
カスタム時計が流行ってます。

今回の写真の時計は
まさに文字盤やベゼル、針が
全てカスタマイズされていたので
品番を特定できなかったのでした。

特定することができない金

時計が好きな方やマニアなら
デザインを見ただけで品番までは
いかなかったとしても何年モデルか
ある程度の特定はできます。

しかし、金の延べ棒（バー）は
そういう特定することが難しい
というかほぼ無理な商品。

バーのサイズはブランド、
製造元によって違いがあるので
縦横幅の長さを計測することによって
ブランドの特定も不可能ではありません。

ただ、それが海外のものであったり
過去に製造され今は販売されてないと
サイズが分かってもブランドを
特定することは困難です。

さらにブランドを特定できても
それ以上のことってなると
仕様もないので分かりません。

バーは製造日や出荷日が分かる
地金番号という固有情報が
重量によっては刻印されてますが、
それ以外に異なる箇所はありません。

つまり、その地金番号がないと
名義の特定は不可能ってことで
いつの物なのかも分かりません。

だからこそ購入時の伝票は
重要書類として閉じておくなり
金と一緒に持っておくなり
写真を撮ってデジタル化するなり
大切に保管するのが推奨です。

金（ゴールド）は相続でも
不動産の次くらいにトラブルと
なりやすい資産と言われてます。

誰の物か第三者からの
特定が難しいことが理由で
きちんと明確にしておくことで
トラブルを回避しやすくなります。

匿名性が高いってことは
第三者から特定されにくいので
身内でのリスクが高まる
ってことでもありワケです。

さて、冒頭のSEIKO MODは特に
ダイバーモデルやミリタリーの
ラインナップが人気。

時計好きな方はカスタムして
1本しかない自分用の時計を作って
ネットにアップしている方も
結構いらっしゃるほど。

僕もダイバーウォッチはないから
試してみようかと思います。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(10/31)の貴金属価格】
　ゴールド：7,247円/g（+0）
　プラチナ：4,211円/g（+0）
　※田中貴金属公表の税込小売価格
　※市場休業のため、土日は同一価格

【今週の逸品】
紫色から下にいくにつれてナチュラルからに移り変わる美しいバイカラークォーツ。
ドイツの有名な宝石カッター（ムーンシュタイナー一族）による1点物のネックレスです。

素材：K18WG、バイカラークォーツ
詳細：https://nakaoka.official.ec/items/53944945

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