地金型金貨の中でも２種類しか販売してない理由

2647 Gold

日本の地金商である
日本マテリアル。

広島市にも営業所があり
当店の近くにあることもあって
お客様の口からたまに
耳にすることがある地金商。

その日本マテリアルですが
先月からとある金貨を販売。

その金貨はロイヤルミントが
（イギリスの王立造幣局）
発行している金貨でして
昔は田中貴金属工業でも
販売したことのある金貨。

ロイヤルミントというと
イメージする方もいるでしょうが
ブリタニア金貨という銘柄。

ブリタニア女神と
反対側にはエリザベス女王の
デザインが刻印された金貨。

現在は昨年王位に就いた
チャールズ3世の肖像が
刻印されたデザイン。

そのブリタニア金貨を
今年11月20日より日本マテリアルが
販売開始したのでした。

そういった背景もあってか
先日当店でもブリタニア金貨を
販売してはいないのですか？
と問い合わせいただきました。

当店は田中貴金属特約店なので
現在は同社方針に合わせて、
ブリタニア金貨は買取のみで
販売はしていない状況。

なぜブリタニア金貨が
欲しいのか聞いてみたところ
チャールズ3世が刻印された
金貨が欲しかったようです。

当店で販売している金貨は
ウィーン金貨ハーモニーと
メイプルリーフ金貨。

中でもメイプルリーフ金貨は
エリザベス女王の肖像が
刻印されています。

ただ、かつてエリザベス女王が
刻印されたブリタニア金貨は現在
チャールズ3世ですがメイプルリーフ金貨は
2023年11月現在まだデザインが
変わってません。

そういった背景があって
ブリタニア金貨を…と、
お話しいただいたのでした。

金貨の魅力といえば
綺麗に刻印されたデザイン。

見た目で選ぶ方というのも
少なくはないんです。

なぜ他の金貨は扱わない？

先日お客様から金貨に関して
このような質問をいただきました。

”なぜおたくでは、金貨を2種類しか販売しないのですか？
他のも扱えば売れるんじゃないですか？”

当店では地金型金貨、いわゆる
資産用の金貨として販売してるのは
・ウィーン金貨ハーモニー
・メイプルリーフ金貨
の2種類のみです。

ペンダント加工されたような
ジュエリー用の金貨であれば
他にも扱ってはおります。

ただ、あくまでジュエリー用なので
資産用で販売しているものとなると
先ほどの2種類となるのです。
（買取は色々とやってます）

地金型金貨としてだと
流通している金貨は当然ながら
他にもたくさんあります。

カンガルー金貨やナゲット金貨、
クルーガー金貨にイーグル金貨、
パンダ金貨、そして先ほど話に出た
ブリタニア金貨だってそうです。

種類はたくさんあるのに
2種類にこだわっている理由は
まさに流通量にあります。

資産用ということなので
基本的な考え方は付加価値よりも
相場に連動した安定取引にあります。

そうなると流通量が多く
世界シェアで上位を占めてる方が
数値に表しにくい付加価値に頼らず
値段として付けやすいのです。

買い取りに関してはほぼ何でも
受け付けてますが、販売する
金貨に対して制限を掛けてるのは
こういった背景があるため。

アンティークコインが儲かる！
みたいな話を友人から振られたことが
過去にありました。

確かにそうなのかもしれませんが
アンティークコインとなると
どういったコインは価値が高くなり
どれだけの値が付くかというと
一概に伝えることができません。

その反面で流通量の多い
地金型金貨だと相場連動商品なので
ある程度価値が分かりやすいもの。

ゴールドという素材としての
価値を分かりやすく保つのであれば
このような流通量の多い金貨が
分かりやすいということです。

金貨だからといってやみくもに
色んな種類を販売してもそういった
意図が崩れるのでその方針で
提供してませんってことです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(12/6)の貴金属価格】
　ゴールド：10,574円/g（-80）
　プラチナ：4,798円/g（-91）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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