純金積立を選ぶなら金融機関系？地金商系？

2768 Gold

先日当店に来店された
お客様からこのような
質問をいただきました。

純金積立でどの企業と
契約しようか迷ってるのですが
どこがいいでしょうか？
…というもの。

インターネットで調べてみると
手数料の安さからネット証券系が
オススメという記事が多いようです。

積立金額も1000円からできて
保管料も不要なところが多いけど
実際のところはどうなの？
そういった意図もあっての
質問ではありましたね。

純金積立は提供する企業が
多々あるのですが、大きく
地金商系と金融機関系に分かれます。

地金商系は田中貴金属工業や
三菱マテリアルといったインゴットを
製造＆販売している地金商。

金融機関系は楽天証券や
SBI証券、地場の銀行といった
金融機関が提供するもの。

なので選ぶ際にはまず
地金商系か金融機関系の
どちらがいいか？となります。

で、手数料で選ぶならば
金融機関系の方が有利なことが
ケースが多いのですが逆に
デメリットもあります。

それは現物交換する場合と
保管方法に関するもの。

金融機関の場合は純金積立で
貯めたゴールドを現物交換する際
最低で1kgからというものばかり。

現金化はすぐできるのですが
現物1kgとなると金額も太くなり
いざ手にしてとしても税金の絡みで
何かと面倒なサイズとなります。

また、保管方法に関しても
所有権が企業側にある消費預託で
提供するところが多いのです。

所有権が契約者にある特定保管形式の
サービスを提供している企業もあれど
該当する企業はほぼありません。

なので将来的に現物として
交換したいという方にはあまり
金融機関系は向いてないのです。

純金積立の選び方

ということで私のオススメの
純金積立ですけども金融機関系と
地金商系それぞれを選ぶとならば
以下が良いかな…というところ。

金融機関系：SBI証券
地金商系：田中貴金属工業

金融機関系ではどこの会社も
現物交換するとなると1kg以上、
そして最低積立金額も1000円。

なのでほぼどこでやっても
サービスとしては一緒なのですが
より安全に持ちたいということなら
特定保管が良いかな‥と。

保管方法に関して言うと
消費預託と特定保管がありまして
推奨は所有権が購入者にある特定保管。

以下の通り私が調べた中で
保管方法が特定保管なのはSBI証券だけ。

保管方法以外のサービスに関しては、
どこも変わらないのでそれならば
特定保管のSBI証券がいいかなぁ
…ということになります。

※2024年4月1日時点

ちなみに保管方法に関する
詳しいことは以前更新したブログにて
お伝えしてますのでご覧ください。

そして、地金商系ですけども
金融機関と異なり保管方法に関しては
どこも特定保管を提供してます。
（シルバーやプラチナは特定保管でない可能性あり）

となると後はコストの問題ですが
積立手数料は多少の違いはあれど
大きく変わるものでないので
ドッコイドッコイです。

となると年会費ですが
田中貴金属工業の場合は
ネットサービスを利用すると無料。

※2024年4月1日時点

年間1000円ではあるのですが
そこも抑えたいということなら
田中貴金属工業が有利ではあります。

私も利用してますがネットサービスを
登録していればいつでも残高を
スマホで確認できるので便利です。

ということで純金積立で
まとめますと

現物交換するなら
地金商の田中貴金属工業…

現物交換せず現金換金しか
しないのであれば
金融機関のSBI証券…

といったところでしょうか。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(4/5)の貴金属価格】
　ゴールド：12,278円/g（-108）
　プラチナ：5,029円/g（-71）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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