金融機関で両替できてしまう通貨型金貨とは？

2319 Gold

毎朝出社して一通り
やることをやった後には
銀行へ通っています。

入金や振込などお金の
操作をするのですが、その中に
両替というのがあります。

弊社ではできる限りお客様に
渡すお金は新札を心掛けており
そのため、銀行で毎日両替を
行っているワケです。

なので平日はほぼ毎日と
言っていいほど銀行へ行くのですが
最近は両替の規制があるんです。

その規制というのは
新札の千円札に両替できない
というもので千円に替えれても
シワや折り目が入った千円札。

新札に両替してもらえない以上
どうしようもないのですが、
銀行の方にお願いしてもそこは
通してもらえませんでした。

五千円札や一万円札に関しては
新札で両替してくれるのですが
千円札だけに規制が入ってる状況。

ちなみになぜ新札千円札の
両替に規制が入ったかというと
日銀から新札が回ってこないから
…ということでした。

どうやら発行されている
千円札は現在あまり造られてないようで
新札がほとんどないとのこと。

というのも来年2024年に
予定されている新札対応。

20年ぶりにデザインが変わり
新たに発行されるワケですが、
新札対応のために現在流通している
お金の発行を抑えてるようです。

昨年の各紙幣の発行枚数を
確認すると、一昨年に比べて
一万円札より千円札が少ない状況。

もともとキャッシュレス決済等の
需要が高まったのでお金自体の発行量が
減らされたようではあります。

ただ、そんな中でも千円札の
発行が減ったのが今となっては、
両替の規制に繋がったのでしょうね。

両替用の金貨

金融機関に行けばお金を
硬貨に紙幣に両替できるのですが
実は金貨の中にも金融機関で
両替できるものがあります。

それは造幣局が発行したもので
額面が刻印されている金貨で
通貨型金貨と言われるもの。

代表的な金貨の例とすれば
天皇陛下御在位記念金貨や
長野オリンピックプルーフ貨幣。

このような通貨型金貨は
ウィーン金貨ハーモニーや
メイプルリーフ金貨などといった
地金型金貨とは違う基準で
販売価格が付けられています。

地金型金貨というのは
”地金型”とあるように塊としての
要素が強いので市場価格に連動して
販売コストを抑えて作られるもの。

それに対して通貨型金貨は名前に
”通貨”とありますがどちらかというと
記念として発行されているもので
収集型金貨にも該当する金貨。

材料としてゴールドの価値だけでなく
版権や製造費、広告費などといった
コストが結構のウェイトを占めており
販売価格に反映されます。

そのため、地金型金貨と
通貨型金貨で同じ重量があっても
販売価格は結構の差があります。

そんな通貨型金貨は
造幣局が発行したもので額面がある、
つまり、ゴールドで作られた
10円玉や100円玉などの貨幣である
…というイメージです。

で、貨幣というのは
貨幣損傷等取締法によって
加工することが禁じられています。

そのため、売却しようにも
買いとったものを溶解してから、
リサイクルするお店では買い取って
もらえないこともあります。

とはいえ金価格の高騰で
ほぼ全ての通貨型金貨というのは
額面で両替するよりもゴールドとしての
素材価値の方が高い傾向にあります。

そういった場合は溶解しない
再販売するような買取店や質屋であれば
額面より高く買い取ってくれます。

購入するときはコスト分販売価格が高く、
売る時は意外と高値になりにくいので
通貨型金貨はどうしても投資や資産に
向きにくい傾向にあります。

デザインが好みであったり、
記念として持っておきたいという
コレクション性が高い金貨です。

購入する場合にはそのような点を
ちゃんと理解した上で買いましょう。

今回は通貨型金貨でしたが、
他の金貨に関してもこちらの動画で
詳しくお伝えしてますのでご覧ください↓↓

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(1/12)の貴金属価格】
　ゴールド：8,786円/g（-39）
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