誕生日祝いに掛け時計と一緒に贈られた金貨

2949 Gold

掛け時計の調子が悪い
ってことで修理のお預かり。

以前までは全くもって
時間のズレはなかったけど
最近は1日で5分～10分ほど
遅れが出てくるとのこと。

電池交換をしてみたけど
全く改善されないってことで
預かることとなりました。

預かる際に検品したところ
ガラスの部分が一部欠けており
以前、何かに当たってしまって
欠けたものでした。

事務所を移転した際の
いただきものの時計だそうで
そのときにできた傷とのこと。

そんな掛け時計ですが
今回は手巻きであったり
からくり時計ではなく
シンプルな電池式時計。

裏にくっついている
ムーブメントを交換すれば
直りそうな代物だったので
ひとまずは預かることに…。

ってことでお店へ持ち帰り
様子見したのですけれども
事前に連絡いただいたように
どうにも遅れが気になるもの。

電池交換云々出なく
ムーブメントで何とかなると
事前の予測通りでしたね。

掛け時計と言っても
構造は様々あります。

今回は時計の裏側に
ピタッとムーブメントがあり
それを針と繋げるだけの構造だったので
修理期間もあまり掛からず対応。

この手の時計であれば
ムーブメントを購入すれば
やろうと思えばDIYでも
対応は可能であります。

ホームセンターでも
ネットでも販売されており
交換マニュアルも付いてるので
時計の構造を抑えておけば
誰にでもできるもの。

ムーブメントのサイズさえ
間違えなければ意外と
対応できるものなのです。

掛け時計に隠された金

現物資産の金製品として
インゴットやコインがありますが
いざ買うとなると保管場所に
困ってしまうもの。

通帳と一緒に置いたり
金庫の中に保管していたりと
様々ではあります。

過去には銀地金を庭に
埋めて保管（というのかな）していた
お客様もいらっしゃいました。

そんな保管場所についてですが
先日思ってもいない場所から
金貨が出てきたというお客様が
金貨を売却にご来店。

その思ってもいない場所が
掛け時計の裏だったのでした。

どうやらその掛け時計は
お持ちになった方が生まれた時に
祖父母から贈られたもの。

その証拠として裏には
誕生祝いの刻印があったようです。

で、時計の裏に封筒が
張り付けてあったとのことですが
金貨が入っていたようです。

時計の裏に封筒が付いてるのは
ずっと知っていたようでしたが
まさか金貨が入っているとは
思ってもいなかったようで何十年も
そのまま付けていたようです。

封筒には祖父母からの手紙と
ウィーン金貨ハーモニーが同封してあり
お祝いの封書と添えてあったのでした。

掛け時計の電池交換をする度に
封筒の存在には気付いていたものの
説明書や保証書と思っていた模様。

掛け時計の裏に貼ってあったのが
意図的なのかどうかは分かりませんが
思わぬ資産が出てきてビックリされた
そんなお話ではありましたね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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