バブル時代や崩壊後も景品に金製品が使われた理由

2933 Gold

掃除をしていたら何とも
時代を感じる8cmシングルCDが
出てきました。

ピンク色でどこかバブルな
デザインを感じさせるそのCDは
B.B.QUUEENSのもの。

ギンギラパラダイスで
カップリングは君にコケコッコー！
って曲だったのですが、こんなん
昔買った覚えがないやつ。

なんか聞いたことのある
曲だったのですが、CDの
ジャケットを見ると懐かしい
テレビ番組名。

クイズ 世界はSHOW by ショーバイ!!
という番組ですがこれを知ってる方は
恐らく昭和世代ですよ。

商売をテーマにモジられた
番組名なのですがこの番組で
有名になった「横取り40萬」という
言葉がありますが、これを知ってる方は
なかなかだとは思います（笑）

そんなクイズ番組を
小さいころに見ていたのと
エンディング局が頭に残っており
CDを見て思い出しました。

ただ、この番組でもうひとつ
印象に残っていたのがあります。

それはクイズ出演者への商品が
インパクトあるものだったこと。

毎週放送されてましたが
何と景品は金貨やインゴット、
そして番組特製オリジナルの
100万円分のゴールドプレート。

銘柄を調べてみたところ
ナゲット金貨にパンダ金貨、
インゴットは三菱マテリアル製。

当時は銘柄なんて覚えてなく
単純にお金がもらえるのでなく
ゴールドが景品となっていたことが
強烈に印象として残っていました。

今ではテレビ番組で
ゴールドが配られるなんてことは
まずないとは思います。

当時は金相場が今に比べ
安かったので現金で渡すより
予算的に嬉しかった事情が
あったのかもしれません。

ただ、幼かった頃の私は
お金よりも価値あるものとして
直感的に思ったのと光り輝く姿に
目を引かれたのは間違いありませんね。

金価格低迷期だったから？

「世界はSHOW by ショーバイ!!」は
1988年から1996年まで放送された
テレビ番組でした。

私が1982年生まれなので
6歳から14歳までの間にテレビで
放送されていたということ。

小学生から中学生の間
ってことなので、クイズの内容
というよりかは商品の方が
気になった次第。

ちょうどその頃はというと
日本ではバブル期の真っ最中。

当店もそんなバブル期はというと
商品があればあるだけ売れる
今じゃ考えられない時代。

番組途中でバブル崩壊を
迎えるも景品に金製品が出たのも
頷ける時代ではありましたね。

また、バブル期という理由
以外にも背景がありました。

それは金価格が当時は
低迷期であったため。

バブル期は何と言っても
景気が良い時代であったため
株価も高い頃ではありました。

日経平均株価もガンガン上がり
1980年代では最高値となる
38,000円台と今とほぼ同じくらいの
株価になったことがありました。

なので世の投資家というのは
儲かる株へ投資する傾向にあり
ゴールドは必要とされてない
時期でもありました。

そして、それ以外にも
様々な有事が落ち着いたことで
2000年に掛けて下落傾向となり
ゴールドにとっては暗黒時代と
言われる時代となったのでした。

特に影響が大きかったのは
ベルリンの壁崩壊（東西戦争終結）、
アメリカ・ロシアの冷戦終結で
これらによりアメリカがより
経済大国として成長。

インターネット普及による
IT革命が起こったことで世界的に
緊張が緩和されたことが金価格を
大きく落とした背景にあったのでした。

そんな時代であったため
今に比べるとゴールドは比較的
手を出しやすい時期でした。

なんせ1,000円/g台なので
今よりも1/10と格安な時代。

20年弱で10倍なので
資産としての効率としては
株に負けるかもしれませんが
長期運用なら悪くはない資産。

今から20年後に10倍にまで
上がるとは到底思えませんが
何が起こるかは分からない時代。

やはりゴールドは長期運用向きな
商品だと確信した次第です。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(9/17)の貴金属価格】
　ゴールド：12,912円/g（+15）
　プラチナ：5,003円/g（-53）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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