小判はOKでもバーだと買い取れないケース

1360 Gold

半分に切れた小判を
買い取って欲しい！！
…とお客様がご来店。

早速見せて頂いたのですが
ものの見事にそして綺麗に
真っ二つな小判でした。

お客様から聞く限り
家で小判が見つかった時点で
すでに切れていた模様。

そんな状況だったので
最初は売却できるかどうか
心配だったお客様。

ですが、今回のような
小判は工芸品であるので
リサイクルの扱い。

壊れたジュエリーなどと同様
破損しても買取可能なのです。

片方なくなったピアス、
チェーンの切れたネックレスや
ブレスレットの買取を
依頼されることがあります。

資産用でなく溶解して
リサイクルすることが
明確になった物ならば
素材が貴金属である限り
買取できるワケです。

…にしても今回の小判、
どうやって半分に
切ったんでしょうね(笑)

資産用の金は…

小判の破損が意図的なのか
故意なのかはさておき、
資産用の金（ゴールド）だと
買取できないことがあります。

地金（インゴット・バー）は
刻印された情報によって
保証されております。

もしも破損された場合は
その情報が本当なのかが
真偽を確定できません。

先ほどの小判みたいに
インゴットが半分に切れてると
刻印の情報が分かれるために
同一物かどうか第三者から見て
判断できないんですよね。

そのため、破損していたり
刻印が消えてしまった場合には
買取できないことがあるのです。

↑品質を保証するインゴットの刻印

過去に一度だけですが
500gの純金インゴットを
自身で切断したという方が
来店されたことがあります。

なぜ切断したのかは
教えてくれませんでしたが…
（恐らく税金絡みでしょうが…）

その際も買取できないと
お断りさせて頂いたのですが
すぐ罵声を浴びせられました。

なんで金なのに

買い取りできんのや！？

ってね。

でも、切断された以上
その分かれた2つがもともと
一緒だったという証拠って
ないんですよね。

切り口なんていくらでも
ごまかすことができるし、
元の写真があったとしても
別の物同士を付けた可能性もある。

結局、こちら側の内容を
お客様は論破できなかったので
お引き取り願いました。

普通に保管したところで
金が切れてしまったり
刻印が消えることってのは
まずありませんから。

ってことは、
何かしら意図があって
故意的に傷付けたとしか
考えれないんですよね。

なのでどうしても
分けたいのであれば
小分けサービスなどで
加工するしかありません。

ただ、そもそも最初から
小さいサイズで買っておけば
この問題はありませんがね。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(5/25)の貴金属価格】
　ゴールド：6,637円/g（+0）
　プラチナ：3,265円/g（+4）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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