下手な査定アップは信用失墜の元？！貴金属は情報透明化が命

2622 Gold

もうちょっと高くなりません？
貴金属やインゴットに金貨を
お買取りする際においてたまに
掛けられるこの言葉。

当店は田中貴金属の
特約店であることもあって
同社と同じ基準で査定や買取を
行っております。

なので、公表された価格、
そして重量によって査定するため
ゴネられても対応してません。

そのため、機械的に
買取品を測定してから
機械的に買取を行います。

当然ながら販売においても
同様でして値切られたところで
対応してはおりません。

値段を公表してるのに
なぜこのようなことを言う方が
いらっしゃるかというと
他店でその経験をされたため。

お客様から聞いた話ですが
特に金貨の買取に関する
話は衝撃的でしたね。

とある買取店のチラシを見て
メイプルリーフ金貨をそのお店に
売りに行かれたのですが、最初に
提示された買取価格が安かったようで、
当店の7割ほどの査定。

購入時の金額とそこまで
変わらなかったとのことで
そのお店に相場の話などしたら
慌てて買取金額を言いなおし。

すると当店でのお買取り価格に
近い金額にしてくれたようですが
それだけの値段がポロッと変わり
信用できないから、結局やめた
ということでした。

”これってもしも知見がないと
そのまま安い値段で引き取られた
ってことですよね…”

まさにその通りでして
もしも当初の見積もりに対して
ツッコむことができていなかったら
何万円か損していたということ。

そういった背景があったので
当店でもそのように買取時に
”もうちょっと高くなりませんか？”
と聞いてきたのでした。

買取で重要なのは情報の透明化

ちなみにそのお客様ですが
査定に関して細かくそのお店の
スタッフに聞いてみたところ
あまり明確な答えはこず…。

質問する度に”お待ちください”と
バックヤードへ戻ってはという
行動の繰り返し。

当初の見積もりが安かった
理由として返ってきた答えは
”若干のシミが付いてるので…”
ということだったようです。

ちなみにシミといっても
大したものではなく当店規定では
査定が下がるほどのものでなく。

そのあと値段を上げた理由を聞くと
”お客様だけの特別価格です”
と一言だけ言われたのでした。

確かにこの話を聞くと
きちんとした説明になってなく
信用度を下げるだけな気もします。

金製品の素材的価値は
市場価格と純度と重量で
決まってくるものです。

モノによってはブランドなど
付加価値が付いてくることもあれど
今回の場合は流通量の多い金貨で
そういった基準はない商品。

安く買い取るってことは
市場価格と乖離があればあるほど
お店側の手数料（利益）になります。

そのような背景を素直に
言えれば良かったのですが
それができなかったということ。

更に値段をお客様に言われて
言い直すとなるとどんどん都合も
悪くなってしまいますよね。

先日当店のGoogleクチコミで
好評価をいただいたのですけども
以下のコメントをいただきました。

今までは買い取り専門の店舗に持って行っていましたが、後悔しました。
何故なら複数点持って行っても明細を貰った事が無いからです。
こちらは１つずつに何グラムで、いくらと明細を頂けて今までになく高額で買い取っていただけたので、他の買い取り専門店は言い値なのだと分かりました。

結構ありがちなのですが
お店が買い取った取引に関して
明細を渡してくれないというもの。

明細をもらったとしても
あまり買い取った商品に関して
純度や重量などの詳細がない
…ということが多いようです。

貴金属の世界は市場相場が
誰でも分かるように公開されてるので
いかに情報を透明化できるかが
重要になってくるかと思います。

それができるお店であるほど
信用・信頼を得ることができるのかなぁ
…なんて感じた次第です。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(11/11)の貴金属価格】
　ゴールド：10,454円/g（-86）
　プラチナ：4,643円/g（-90）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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