1419 Gold
今月初旬に中国で
大規模な金の偽造事件が
起きたことがメディアで
報道されました。
事の発端は新型コロナウイルス
発祥の地と言わている武漢市。
その武漢市の金加工業者が
債務不履行を生産するために
担保として持っていた金が
実はメッキ品だったというもの。
加工業者だったその会社は
純金ジュエリーのメーカーで
アメリカのナスダックに
上場している企業。
その会社が金を担保として
融資を受け、別事業への
投資を始めたのが発端。
そして、その担保額は
およそ3055億円相当であり
金の量にして約83トン。
これだけ規模の大きな
金の偽造事件は初めてのこと。
債権者が担保である
金(ゴールド)を確認したところ
金メッキが施された銅なのが
判明したのがきっかけとなり
明るみとなったこの度の事件。
企業の会長は担保の
金には何も問題がない!
…と主張しているようですが
偽物であることは明らかで
そんな馬鹿なことありません。
操作を開始し、現在は
調査中とのことではあるが
本当に金が偽物であれば
なかなか悪質な事件。
いくら上場企業とはいえ
許されるものではありませんね。
騙しやすい金(ゴールド)
この度偽造された純金、
それはメッキされた銅として
報道されました。
ここで思ったのですが
重量で分かるでしょ…
ということ。
なぜならば銅と金では
比重が倍近く違うため。
【比重とは】
ある物質の密度(単位体積当たり質量)と、基準となる標準物質の密度との比。
通常、固体及び液体については水、気体については、同温度、同圧力での空気を基準とする。
※wikipediaより抜粋
まぁ、簡単に言ってしまうと
水の重さを1とした場合の
物質の重量比です。
で、その比重ですが
銅は8.5であるのに対し
金(ゴールド)は19.3。
見た目が同じであっても
金の方が倍以上に重い
…ってことになります。
たしかに83トンの金塊なので
ひとつずつ計測するってなると
手間が掛かるものでしょう。
しかし、金額が金額なのだから
現物確認を怠ってしまったのは
金融機関の責任でもあります。
メッキ品を準備するのも
大変ではあるかと思いますが
金額で比べてしまうと
その差は一目瞭然。
価値のないメッキ品と
3055億円相当の金では
月とすっぽんですから…。
改めて見た目に惑わされず
純度計測は必要であることの
重要性を感じた次第です。
以前、中国で購入したという
お客様からジュエリーの
お買取りを行ったときの話。
そのときも金ではあるものの
ジュエリーに刻印された情報と違う
純度が計測されました。
メイドインチャイナの
ジュエリーも信用できたものでは
ないのかもしれません…。
本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(7/23)の貴金属価格】
ゴールド:7,141円/g(+140)
プラチナ:3,556円/g(+127)
※田中貴金属公表の税込小売価格
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