恒大集団はリーマンショックの二の舞になる？！

1843 Gold

目まぐるしい成長を
遂げてきた中国。

とはいえ昨年からの
新型コロナウイルスの影響で
貧富の差が大きく拡がっており
政府も格差是正を進めている状況。

景気が良くなると不動産業界も
盛り上がるっていうのは
どの国でもよくあること。

そんな不動産バブルですが
中国大手の不動産会社が
経営危機に見舞われていると
ニュースやネットで報道されました。

その不動産会社というのは
恒大集団（こうだいしゅうだん）。

同族経営の会社であり
創業者は数年前に世界22位の
富豪という状況にもなった方。

とはいえこの会社が
経営危機に見舞われたのは
何も今回が初めてではなく
去年にもありました。

その際は自社発表でなく
あくまでも報道局によって
債務不履行の可能性がある旨
メディアにより発信されました。

ただ、自社不動産を
売却することによって
財務面の問題が解消されたので
日本ではあまり大きく
取り上げられませんでした。

そもそもこういった
経営危機を迎えた原因は
積極的な不動産の購入と
他事業への進出によって
多額の借入をしたため。

サッカークラブだけでなく
サッカースクールの設立は
ニュースでも取り上げられ
有名にもなりました。

が、他にも電気自動車、
ヘルスケア事業など上場を機に
多方向へ借入をしながら
投資したのが背景にあります。

恒大集団は報道後に
会社の債権を目指した
緊急声明を行いました。

しかし、そんな声明後も
金融機関に利払いができないと
伝えるなど不安要素も多々。

時間の問題となるのか
これだけ大規模な会社なので
国家の力が働いてどうにか
阻止されるのか…​

その行動は資産を増やすため？

今回の恒大集団ですが
負債総額は34兆円と言われており
利息を払うだけでも数億円規模。

この負債額は日本の予算における
社会保障に関するほどであるため
いかに恒大集団が大きな組織か
分かるかと思います。

いかに国の力が働いても
さすがにこの規模感では
厳しいのでは…と思います。

ここまでの負債を負ってまで
新規事業を行い続けようとした
恒大集団もですが、お金を貸した
金融機関もどうなのか、、
とは思いますね。

キャッシュフローを把握すれば
分かりそうな気はしますが…。

こういった借入ですが
資産運用にも当てはまります。

借入ってのは借金なので
基本的には資産を減らす要因。

確かに資産を増やすための
元金として借入は必要でしょうが
法人ならまだしも個人レベルで
借入してまで投資投機するのは
ナンセンスってことです。

資産運用は普段の生活費分を
差し抜いた余ったお金で行うもので
無理してやることではありません。

たまに弊社へ金を購入に
いらっしゃる方から”クレジットで！”
…と言われることがあります。

クレジットでは金（ゴールド）を
現物購入できないのでお断りしますが
なぜクレジットなのかを聞くと
ポイントや現金支払いが面倒である
という意見ともう一つあります。

それが

手元にお金ないから…

昨今の高値を見て金を買い
更なる高値を求めて売却益目的で
購入される方が増えてきました。

しかし、市場相場で動き
変動要因の特定が難しい金は
利益を得るのに向かない資産。

無理してまで持つべき
資産ではないってことです。

ちなみに今回の恒大集団の
経営破綻が金価格に影響するのか？
ってのを聞かれますが、
中国版リーマンショックと
ネット上では言われてます。

アメリカのリーマンショックでは
瞬間的に高騰し、そのあとは
グングン下がっていく動きでした。

一時的に金市場にとって
嬉しい動きになると思いますが
あくまでもいち企業の問題で
前回のリーマンショックほど
長くは引っ張らないかと。

そして、今日明日と
アメリカではFOMCが開催。

恒大集団の行く末もですが
こちらの内容も金価格にとっては
無視できないところです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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