2988 Gold
HPを見て初めて当店へ
来店された方よりプラチナに
関する質問をいただきました。
元々はゴールドに興味が
あったようなのですけれども
昨今の高騰に続く高騰で
なかなか手が出ない金額。
小さいサイズであれば
買えなくはないものの
どうせもつなら大きい方がいい
ってことでのご相談。
ではプラチナに関して
どんな質問だったかというと
こういう感じでした↓↓
今はプラチナが安いので買い時だとは思うのですが、資産としてはどうなんでしょう?
10年前まではゴールドより高かったプラチナが、こういう逆転状況なので気になります。
プラチナは資源としてみると
確かにゴールドより稀少価値が
高い資源ではあります。
ただ、それはあくまでも
物的視点での話であって
数値で見ると昨今の相場の通り。
ゴールドはプラチナの
約3倍に近い相場となり
最高値を更新し続けた日が
10月にもありました。
それに対してプラチナは
逆転現象が起きてからは
高くなってきているものの
ゴールドほどの伸びはなし。
プラチナが高かった時代を
知ってる方からすれば
今の状況は到底信じられないもの。
それ故に資産として
プラチナを持っておいてもいいのか?
という疑問が湧くのも分かります。
プラチナは稀少価値が高く
市場がゴールドよりも小規模なので
値動きが激しい商品でした。
今となってはゴールドの方が
値動きが激しいんじゃないかと
言われてもおかしくないのですが
確かにそういう状況であると
プラチナ不信の気持ちも分かります。
では資産として持つ
プラチナはどうなんでしょう?
景気・情勢が悪いほど如実に…
ゴールドとプラチナですが
この2つは貴金属資産として
まず出てくる存在。
どちらも稀少価値の高い
貴金属ではあるのですけれども
世界での需要は全く違うもの。
金需要に関しては
ほとんどが宝飾品需要であり
残りが工業製品と投資目的。
公的部門も外貨建てでの
運用目的なのである意味、
投資目的に含まれても
いいものだとは思います。
※Gold Surveyより
そして、プラチナに関しては
自動車や産業用メインであり、
宝飾品や投資は少ないもの。
昨年のものではありますが
金(ゴールド)に比べると
公的部門の需要がありません。
投資需要はあるものの
公的部門の需要がないので
政府はプラチナを外貨扱いには
見ていないということです。
※Johnson Mattheyより
ゴールドは宝飾品需要が高いけど
この需要を担っているのは
主に中国とインドとなります。
そして、この国はゴールドの
宝飾品というのをある意味、
資産としても扱っています。
なので、ゴールドは
ほとんど資産として持たれる
そういったものではあります。
で、話を元に戻します。
ゴールドより安いプラチナは
買い時ではないのか?
ということですけれども
確かに数字で見ると安いです。
ですが資産運用の目的は
何なのでしょうか?
ということになります。
資産と見られている
ゴールドを資産に持つのか?
それとも工業用として
扱われてるプラチナを持つのか?
…ということです。
確かに資源としての希少価値は
プラチナに軍配が上がりますし
価格としても安いので将来
価値が高まる可能性はあります。
最高値を更新し続けている
ゴールドに比べると伸びしろは
あるのかもしれません。
ただ、工業需要がメイン
ってことは基本的に景気が
良くならないと高まらないもの。
景気が悪くなると製品が
売れなくなるので自動車なり
売上が減るので需要も基本的に
減ってしまうためです。
もちろんこの先どうなるかは
分からないところではありますが
お金の一面を持つゴールドか
マテリアルなプラチナか
のどっちがいいかってことです。
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you.
【本日(11/11)の貴金属価格】
ゴールド:14,580円/g(+3)
プラチナ:5,363円/g(+23)
※田中貴金属公表の税込小売価格<ノイズを消し去るピンキーリング>
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