カレッジリングの価値は形状よりブランドで決まる？！

2433 Gold

先日、カレッジリングの
買取見積もりに関する
問い合わせをいただきました。

ただ、素材の連絡はあれど
重量は分からなかったようで
お見積もりはできず…。

買取の単価をお伝えし
重量に積算してくださいと
計算方法をお話ししました。

その際、お客様が
ちょっとビックリした模様。

どうやらカレッジリングは
一部のコレクターに人気。

だから写真のタイプだと
10万円以上で売ることができる
…と他の方から聞いたようです。

どちらから仕入れた情報かは
分かりませんが、カレッジリングは
一部需要のあるリングなのは確か。

デザインによっては素材価値を
上回ることもあるのですが、
あくまでもデザイン次第。

そして、カレッジリング専用の
マーケットがあるかというと
そんなことはなく、その需要ある人に
ピンポイントで売るのはなかなか
至難の業ではあります。

なので、少しでも高く
売りたいということであれば
色んなお店を回って相見積もりを
するしかないですね…と。

そういった内容も合わせて
お伝えさせてもらった次第。

カレッジリングは
特にアメリカで学校を
卒業するときに贈られるリング。

広島でもキリスト教の
進学校があるのですがそちらでも
リングを卒業時に渡すようで
日本でも一部はカレッジリングを
採用している学校もあります。

学校によってリングの
デザインは異なるのでそうやって
色んなデザインを集めている
カレッジリング収集家には
ニーズがあるかもしれません。いｍｇ

なので、何かのブランド、
どこかの学校で選ぶのであれば
カレッジリングの付加価値に
期待できるかもしれません。

ただ、単純に形状とならば
素材価値以上に繋がることは
あまりないってことです。

過去にカレッジリング作成の
依頼を受けたことがあるのですが
その際もとある見本をベースに
デザインから作りましたね。

ブランド品の思わぬ付加価値

カレッジリングは制作した
学校でデザインが異なるので
それによっては需要を見込めるが
マーケットは狭い…とお伝えしました。

それに対しブランドジュエリーは
特定のデザインでなく、販売している
ブランドそのものに需要があるため
カレッジリングよりマーケットが広く
付加価値も分かりやすいもの。

ではありますが、それも
貴金属品ともなると若干意識が
薄れてくるようです。

というのも先日、
ブランド品の貴金属ジュエリーを
お買取りした際のことです。

とあるブランドのリングについて
買取見積もりを取ったところ
他店と意外と乖離がありました。

弊社よりも他店の方が見積もりが
高かったこともあり、お客様に
”ナカオカさんのお店よりも
貴金属を高く買い取ってくれるお店
存在するんですね？”と言われたのです。

弊社の場合は貴金属市場価格と
重量の単純な掛け算で買い取るのですが
恐らく他店ではそのブランド品の
付加価値が上乗せされたようでして
まぁまぁな差額がありました。

ただ、逆も然りでして
他店で見積もったブランド品が
弊社ではもっと高かったという
貴金属品もあったのです。

つまり貴金属でできてても
ブランド品であるならば、
お店による査定の変動も
大きくなるということ。

ブランド品なら付加価値の
買い取りに期待したいことならば
再販せずリサイクルに回す
地金商系列での売却は微妙なところ。

ノーブランド、知名度の低いブランドは
市場価格買取に強い地金商が
いいのではないかと思いますね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(5/6)の貴金属価格】
　ゴールド：9,665円/g（-108）
　プラチナ：5,144円/g（+92）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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