同じ金のジュエリーでも色で資産価値が変わる？！

1409 Gold

宝石って眺めていると
本当に面白いんですよね。

何が面白いって
同じ宝石名であっても
産地によって色であったり
濃淡が異なるため。

先日開催したジュエリーの
展示会では普段見れない
レアな宝石が揃いました。

それは1月の誕生石である
ガーネットという宝石。

通常このガーネットは
赤色のものが多く流通しており
一般的なカラーイメージとしては
その認識を持つ人が多いのです。

しかし、ダイヤモンドのような
輝きを放つ緑色のガーネット。

アレキサンドライトのような
カラーチェンジ効果を持つ
青色にも変わるガーネット。

更に紫の色見が強い
グレープガーネット。

ガーネットという宝石だけでも
色んなカラーバリエーションが
あって楽しめます。

↑色は違えど全てガーネットです

もちろんガーネット以外にも
多種多様な色を持つ宝石は
まだまだ存在します。

宝石っていうと、
女性が持つものであったり
高価なイメージが先行しがちな
アイテムかもしれません。

しかし、実際に眺めると
決してそんなことはなく、
自然が作り上げた色見や
深みに引き込まれるもの。

実際に現物を見てみると
これまで思っていた常識が
変わるかもしれませんね。

後でお得な金とは？

色が違うとはいえ同じ
宝石だったガーネット。

実は金（ゴールド）も
混ぜ物によって色を変えて
加工することができます。

特にある程度の硬さが
必要となるジュエリーでは
イエローゴールド（YG）
ホワイトゴールド（WG）
ピンクゴールド（PG）
といった色があり、金以外の
金属と混ぜて作られます。

金以外の金属を比率を変え
混ぜることによって色味が
変わってくるということです。

で、この混ぜ物に
注目して欲しいのですが
WGとPGはパラジウムという
素材が使われています。

これは白金色の貴金属で
プラチナに似た性質で
硬さを出すため使われてます。

ですが、このパラジウムは
現在とても高い貴金属。

一昨年ごろからプラチナの
価格を上回ってしまい
現在は金よりも高い資源。

今でこそ7千円/gほどですが
一時は1万円/g近くまで
高騰をマークしました。

WGはそんなパラジウムが
使われていることもあり
YGやPGよりも若干高め。
（PGにもパラジウムは含まれるが微量）

たとえば同じK18の
リングを作ったとしても
YGとWGで値段が
変わってくるということ。

それほどまでに
パラジウムの価格が
高くなってきたのです。

しかし、買うときは
WGが高かったとしても
売るときに関しては
混ぜ物に依存しないため
YGもWGもPGも同じ。

ということは
WGよりもYGやPGの方が
換金性でのコスパは良い
ってことです。

そんなに大きく価格が
変わるワケではないけど
そういった現象が起きるまで
パラジウムの高騰が
影響しているってことです。

同じ金（ゴールド）も
混ぜ物次第で若干ではあるけど
価値が変わることもあります。

通常は見た目の色で
選ぶことが多いとは思いますが
こういった選択方法もあるのです。

ただ、これは現在
パラジウムが高騰している
…という背景からのネタ。

価格がまた戻ってしまえば
今回のことは該当しないので。

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(7/13)の貴金属価格】
　ゴールド：6,848円/g（-11）
　プラチナ：3,228円/g（+31）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

【今週の逸品】
スイスの老舗ブランドRADO（ラドー）の腕時計。
セラミック製で変色・変形に強く、時代の流行りに影響しないデザインです。

ブランド：RADO、製品番号：R30927722
詳細：https://nakaoka.official.ec/items/12939134

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