脱炭素社会の進捗で左右される貴金属相場

投稿日:

2134 Gold

 

今年はあっという間に
暑い夏がやってきました。

というのも今年は梅雨明けが
早く6月のうちから真夏のように
暑苦しい日が何日かありました。

雨が降った日の記憶がほぼなく
なんだか今年は本当に梅雨を
吹っ飛ばされた気もします。

 

暑いのが苦手な私には
苦行となる季節です。

さて、そんなこともあって
梅雨明けした日には経済産業省が
国内初となる電力需給逼迫注意報を
東京電力管内に発令しました。

数日後には解除されましたが
それだけ電力がひっ迫している
状況となっているようです。

 

この電力不足というのは
昨年の冬も危惧されていたもので
燃料が海外便りというのが
背景にあったりします。

日本のエネルギー供給は
火力発電が約75%を占めていますが
火力発電は燃料を燃焼する際に
温室効果ガスを排出するため、
地球温暖化への影響が大きい発電法。

 

そんな火力発電では主な燃料で
石油、石炭、LNG(天然ガス)の
3種類が使われております。

この中でもLNGは二酸化炭素の
発生量が少なくクリーンであるため
環境配慮から火力発電の約7割が
LNGという状況なのです。

ただ、このLNGは世界的には
安定産出されているものの日本では
なかなか産出できないこともあり、
ほとんどが輸入頼りな状態。

 

で、そのLNGは輸入先からの
供給不足だったり、価格高騰、
そもそもの火力発電所の休廃止により
電力供給が減っているワケです。

そんな状況が昨年から起き
日本では寒かったり暑い時期に
電力消費量が増えてしまうと
冒頭のような発令が起こるのです。

脱炭素社会を目指すのもありますが
環境を目指せば、供給が足りずと
両立が難しい状況ってことですね。

 

 

脱炭素社会による底上げ

この脱炭素社会というのは
数年前から掲げられていましたが
金・プラチナ相場にとっても
結構重要な事項ではありました。

この脱炭素というのは
地球環境を守るために可能な限り
温室効果ガスなど環境に悪い物質を
排出させずにエネルギーを作ること。

 

そのため、これが進むと
電気の消費量が増えることで
それに付随する商品を構築するのに
必要とされる金属全般が上がります。

そして、プラチナに関しては
自動車に使われる燃料電池や
水素製造装置の需要に期待され
脱炭素化での水素普及によって
価格上昇が期待されています。

 

この脱炭素については
実現するための期限がパリ協定で
設けられているのですが
それは2030年~2050年くらい。

かなりアバウトではありますが
今が2022年なのでまだまだ先に
実現することではあります。

そういったこともありまして
脱炭素というの長期視点でも
金・プラチナにとっては強い
要因ではあります。

 

ただ、この脱炭素は
まだ始まったばかりであって
普及までは不安定な状況。

原油業界への刺激、石油需要向上、
コロナ禍での経済鈍化による進捗悪化
など現時点での課題が盛りだくさん。

これらの課題が解決しない限り
金もプラチナも色んな要因で
振り回される時期が続きそうです。

 

頭の中では脱炭素化で
どうなるかの予測が付きやすくても
実際思い通りにはいかないもの。

脱炭素が実現されるまでの
不安定な期間中は貴金属価格を
押し上げる可能性がありそうですね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(7/10)の貴金属価格】
 ゴールド:8,441円/g(+0)
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