デフォルトしやすい国、インフレとの関係とは？

1364 Gold

先月アルゼンチンが
デフォルトを計画している
というブログを更新しましたが
まさにその通りとなりました。

そのときのブログは↓

何度もデフォルトを
行った国ってこともあり
知っている人ならば
「またかよ！」と思います。

で、今回のデフォルトが
何回目かという9回目。

ちなみに前回のデフォルトは
2014年なのでわずか6年で
2回も起きたってことです。

ただ、この度のデフォルトは
前回2014年のときと同様で、
テクニカルデフォルトと
言われております。

つまり、資金的に
支払い能力があるけれども
債務不履行（デフォルト）の
状態となったということです。

ある意味で質の悪い
状態でもあるのですが…。

事前から騒がれたので
実質あまり影響はない！
と言われていますけども
本当かは誰にも分かりません。

ちなみにアルゼンチンで
2014年にデフォルトが起きて
2018年には約40%となる
インフレが起きました。

つまり…
100万円だったものが
140万円ってことです。

このインフレはデフォルトが
直接的な影響ではないものの
全くないとは言い切れません。

コロナが追い風となって
起きてしまったこの度の
アルゼンチンのデフォルト。

これは序章なのか…

デフォルトとインフレ

今回は意図的な
デフォルトとなりましたが、
当然ながら簡単に発生する
ものではありません。

なぜならば…

国は自身で
お金を作れるため。

借入金があるとしても
国なら造幣局経由で通貨を発行し
国債を償還すればいいのです。

なので、自国通貨で国債を
発行していればデフォルトという
現象はほぼ起こりません。

ただ、今回アルゼンチンが
デフォルトを起こしたのは
ドル建てでの国債でした。

自国通貨でなかったために
起きたことだったのです。

一般的にデフォルトの
危機に瀕した等の理由により
自国通貨を発行しまくった場合
他の通貨と比較して相対的に
価値が目減りします。

その通貨価値の目減りが
インフレを引き起こします。

デフォルトとなりやすい国は
規模が小さく、通貨の信用力が
乏しい傾向にあります。

そのため、そういった国は
自国通貨でなく世界で最も
信用の高いドルを使って
国債を発行しています。

と、そんなアルゼンチンが
2年前に40%超えのインフレを
起こしたのも、このことが
きっかけなのかもしれません。

今回のデフォルトが
意図的であるかもしれませんが
インフレが起きないことを
祈るばかりですね。

日本もコロナ関連のために
結構な支出が発生したので
税金搾取等である意味で
インフレはあるかもしれませんが…

本日はここまで。
ゴールド王子こと中岡英也でした。
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