ドクター・カッパーとは対照的になりやすい金(ゴールド)

投稿日:

3295 Gold

 

9月8日の深夜ですが
空を見ましたでしょうか?

3年ぶりの皆既月食ということで
神秘的な赤い月をご覧になった方も
多いかと思います。

深夜ではあったのですが、今回は
皆既状態がいつもより長かったようで、
なおさら見た方も多いのでは。

 

午前1時30分頃から月が欠け始めて、
1時間弱ほど続いたので、見た方は
寝不足になったかもしれません。

太陽と地球と月が一直線に並び、
満月が地球の影に完全に隠れる皆既月食。

地球の大気を通過する太陽光のうち、
波長の短い青い光は散乱してしまい、
波長の長い赤い光だけが月まで届くため
赤く見える今回の現象。

 

夜の静寂に浮かぶ赤い月は、
神秘的な儀式を見ているような
気分にもなりました。

私もリアルタイムで見たけど
本当に心を奪われるほどの
綺麗な景色ではありました。

 

普段、お月様というと
運転中や歩いてる途中などで
ゆっくり立ち止まってみることは
あまりないようにも思えます。

そういった意味でも今回は
深夜だったのでゆっくりと
見ることができましたね。

 

何枚か写真で取ったのですが
スマホなのでどうにもこうにも
ブレブレなものばかり。

後日SNSではカメラの腕に
自信がある方が写真を
アップされてましたが本当に
綺麗なものではありました。

次に日本で皆既月食を
見れるのは来年3月頃とのことです。

 

ちなみに、アメリカでは
9月の満月をコーンムーンと
呼ばれているそうです。

トウモロコシの収穫時期に
併せて名付けられたようですが
なんとも風情がある単語ですね。

 

銅はドクターコッパーだが…

皆既月食は赤銅色という
銅が酸化した時の赤みがかった色で
よく例えられます。

銅は昔から人類に使われた
金属のひとつなのですが、銅には
大きな弱点がありました。

それは時間が経つと酸化して、
色が変わってしまうことです。

 

10円玉を思い浮かべると
分かるかと思いますが新しい10円玉は
美しい光沢がありますが、使われるウチに
光沢は無くなり、中には緑青が出てくる
そんな10円玉もあります。

こういった色の変化から
生まれたのが赤銅色。

 

そんな変色する銅に対して、
何千年経っても錆びたり
変色しない金属があります。

それは金(ゴールド)です。

古代エジプトのツタンカーメンの
黄金マスクは、何千年も埋葬されたけど
発見された時には埋葬された時から
ほぼ変わってないぐらい美しい輝きを
保っていました。

 

そんな銅ですが一時期、
銅線の盗難が相次ぐほど価格が
高騰してはおりました。

7月にピークを迎えてから
少し落ち着きを見せましたが
素材的な特徴だけでなく
価格動向も違いがあります。

 

銅はドクター・カッパーと
呼ばれるほど経済状況に敏感で、
景気が良いときは需要増で価格が上がり、
景気が悪化すると価格も下落する…
そんな動きが見られる金属。

つまり、銅価格は経済における
体温計のような役割を果たした金属として
先ほどの異名が付けられました。

 

そんな銅とは対照的に、金は
経済不安や地政学的リスクが高まると
価格が上昇する傾向があります。

景気が良くなると他の投資に
お金が回るので金価格は下落しやすく、
景気が悪くなると資産保全のため、
金価格は上がりやすくなるもの。

 

先日来店されたお客様は
逆相関関係になりやすい銅と金を
先物で運用されていましたが、
こうしたリスクヘッジも効果的だなぁ
…と感じた次第ではあります。

9月は日本でも秋の収穫期が
始まる時期で冬に向けて蓄えを
作る大切な時期でもあります。

資産運用においても、
同じように厳しい冬に備える
そんな視点が重要かもしれませんね。

 

 

 

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you. 

【本日(9/15)の貴金属価格(9:30価格)】
 ゴールド:19,099円/g(-12)
 プラチナ:7,527円/g(+65)
 ※田中貴金属公表の税込小売価格
 ※2025.7.1より14:00にも価格が公表されます(平日のみ)

 

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