ドル建て金相場がコロナ禍の頃に近づきつつあります

2403 Gold

金価格が高騰すると
メディアの露出も高まります。

3月に金価格が最高値を
更新したのもあり、中国新聞さんから
取材のご連絡がありました。

新聞と言えば前日分の
金価格も掲載されているので
記者の方も気にされてるのかと。

ということで先日お店に
ご来店いただきまして
30分ほど取材を受けました。

今回お伝えした内容としては
ザッと以下の通りです。

・なぜ金価格が高騰したのか？
・ここ数年の金価格動向はどうなのか？
・売りと買いはどっちが多いか？
・金製品はどんなものがあるのか？
・どの世代の客層が多いのか？

金（ゴールド）を語るなら
事前知識といいますか、ある程度の
情報をお伝えしないと後の話に
繋がらないのでしっかりとご説明。

なので取材時間もあっという間に
終わってしまいましたね。

色々と話をしたのですが
記者の方が特に気になってたのが
ゴールドを購入する世代。

金取引のメイン客層と言えば
40歳～50歳台が圧倒的なのですが
ここ数ヶ月の動きとしては30歳台の
お客様も増えている傾向。

経済的に余裕がない世代でも
ゴールドの購入に踏み切る状況で
そんな話をさせていただいたら
記者の方も驚かれてました。

ちなみに金価格が上がり
取引としては買取も多いけど
件数としてはそこまで。

ウェイトとしては6：4で
買取が多いくらいで思ったよりも
購入する方も多い感じです。

利益重視ならこんな時期に
購入する人も少ないハズなので
そうでもないってことは買う目的も
変わってきてるのかもしれませんね。

この数年で上昇した金価格

取材の中でも特に説明時間が
長くなったのが金価格の上昇理由。

コロナ過で金価格が上がって
昨年のウクライナ情勢、インフレで
更に上がって、そこから今年は
金融危機により最高値を更新。

この数年で毎年のように
金価格が更新しているので、
気になるところではありますね。

ただ、円建て相場では確かに
最高値を更新しているのですが
ドル建ても同じ動きかというと
そうではなかったりします。

2020年に2067.15ドル/ozを
マークしているのですが、それ以降
このドル建て相場を超えたことは
今のところありません。
（2023年4月6日時点）

ドル建ての最高値を確認すると
2021年は1943.20ドル/ozで
2022年は2039.05ドル/ozなので
高値更新とはなっていないのです。

円建ての金相場というのは
ドル建て相場とドル円為替の
掛け算で決まる価格です。

ドル建て相場が更新してないのに
円建て相場が更新しているのは
ドル円為替が円安に動いてるから。

2020年のドル円為替の
平均は107.77円だったので
現在と比べたら約25円ほど
円高だったということです。

今年はとうとう円建て相場も
9,000円/gの大台を突破しましたが
これはドル建てが2000ドル/oz近くまで
上昇したのと、昨年からドル円為替が
一気に円安へ動いてきたため。

ドル建て金価格というのは
ゴールドの需給に関する生の声が
反映された相場でもあります。

昨年はロシアによるウクライナ侵攻、
世界的なインフレ、金融機関の不信感で
金需要が高まったので、コロナ禍より
ドル建て相場が上昇しました。

今年は為替落ち着いている以上、
ドル建て相場による影響を
大きく受けている状況です。

金融不安も世界的に有名な
銀行に起こったことであるため、
ドル建てに直接影響している
…ということです。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(4/6)の貴金属価格】
　ゴールド：9,395円/g（-48）
　プラチナ：4,717円/g（-113）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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