ドル建て＆円安で円建て金相場は高値更新続き

2432 Gold

ゴールデンウィークも
折り返しとなりました。

今年は土日始まり中日
平日があったので、ここ数年で
若干変則的な長期休暇。

金融機関も平日は営業、
弊社も平日の5/1～2は
売買取引が動きました。

就任した日銀の植田総裁による
初めての金融政策決定会合が
連休直前に開催。

おおかたの予想通りですが
金融緩和の維持継続にする
という方針を打ち出しました。

金融緩和維持ということは
円が売られる傾向にあるので、
ドル円為替は円安に動きます。

これは現時点ではアメリカの
金利が高いこともあって、
日本との金利差が多いため。

金利の低い日本円よりも
アメリカドルの方に動くのは
当然の結果ということです。

で、円安に動くということは
ドル建て金相場にもよりますが
円建て金相場は上昇傾向。

連休初日は休日用の田中貴金属
特別相場ではあったのですが
円安の影響もあり最高値更新。

グラム当たりの税込小売価格は
9,644円/gとなりましたが、その後も
ジワジワ上がっていき営業日の
5/2には9,680円/gと更に更新し、
5/4（祝日特別価格）は9,821円/gと続伸。

ものの数日でドル円為替が
133円⇒137円ほどになったので
この円安は大きかったワケです。

ドル建て金相場の動きは
鈍かったのでモロに為替の
影響を受けたということ。

思えば昨年は110円台から
一気に130円台へと円安に
傾いたのですが、これも今回と
同じような動きによるもの。

アメリカと日本の金利差は
広がれば広がるほど、ゴールドは
円建てで上がりやすい状況。
（ドル建て金相場にもよりますが）

ま、金利を上げてしまうと
株価も下がりやすくなってしまうので
今回の判断も致し方ないといえば
致し方ないかもしれません。

金利が上がると株価は…

今回日銀が金融緩和の維持を
することになったのかというと
前総裁時代の検証的な位置づけで
まずは様子見しようというもの。

ただ、それだけではなくて
海外のように金利を上げると
株価に影響する可能性も高いので
控えたとも考えられます。

ではなぜ利上げを行うと
株価に影響するのかというと
もし利上げをすると企業や個人の
借入利息が増えるということ。

そうなると支払いが増えるので
単純に企業は減収となるので
新しく借り入れしようという気が
薄まってしまうことに繋がります。

ということは新規事業など
新しい取り組みができなかったり
何かしら業績に影響するワケで
そうなると株価も落ちてしまいます。

では利上げは経済にとって
悪なのかというそうではなく、
あくまでも適切な量であれば
影響しないこともあります。

ただ、現在の日本の政策金利は
-0.10%とマイナス金利であって
マイナスからプラスになるのは
かなりインパクトのあること。

そのため、株価への影響も
大きいものと思われたのが
金融緩和維持の背景に
あったのでは…と思います。
（他にもバランスシートなど要因はありそうですが…）

金価格は様々な要因で
日々変動していることもあって
色んな指標と相関関係があるように
捉われてきました。

ある時期は原油と同じ動き…
ある時期は株価と逆相関に働き…
など、様々な言われがありました。

ただ、ここ最近はそのような動きも
異なっている気もするワケですが、
この情報ばっかりは相変わらず
手堅いなぁと思うのがあります。

それは金利

株価は会社の業績で決まりますが
先ほど説明したように金利によって
変動することもあります。

ということならばゴールドは
株価よりもその根源でもある
金利を追った方が金価格との
関係性も見やすいもの。

金利がつかないゴールドは
金利のライバルのような存在
ともよく言われますしね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

【本日(5/5)の貴金属価格】
　ゴールド：9,773円/g（-48）
　プラチナ：5,052円/g（-68）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

＜金運メッセージ付きゴールド開運純金名刺＞

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