2792 Gold
メガネ修理の駆け込みが
最近多いのですけれども
多いのがプラスチック製メガネ。
恐らくZoffやJINSといった
低価格帯のメガネ屋さんが増え
そこで買う人が多いからだとは
思うところ。
ただ、悲しいかな…
そういったお店というのは
売るのが強くてもメンテンナンスを
嫌がる傾向にあります。
修理となると直すのに
技術と手間が掛かることもあり
新しく買ってもらった方が
手っ取り早いし売上になる。
お持ちになるお客様から
話を聞いてみる限りはそういった
印象をどうしても持ちます。
ということで今回
お持ちになったメガネは
フレームからレンズが
飛び出したというもの。
プラスチックというのは
どうしても時間の経過により
形が変わってくるもの。
どう変わるのかというと
環境にもよりますが膨張か
収縮しやすくなるのです。
プラスチック本体には
水分が存在しています。
なので湿度が高い場所での
保管が長くなってしまうと
水分を吸ってしまうことで
膨張してしまいます。
逆に湿度が低い場合には
水分を放出してしまうので
収縮してしまうということ。
今回お預かりしたメガネは
レンズとテンプル部分の金具が
見事に飛び出ている状態。
なので、恐らくは湿度が低い
乾燥状態の場所に長く保管していた
可能性が高いということです。
ちなみに当店のメガネ担当曰く
プラスチックのフレームが
こうなるのはやむを得ないこと。
しかし、こうなるのを想定して
作る必要があるワケでして
”このメガネを作った人の
レベルが低い証拠”と。
技術の高い人が作れば
変形しやすいプラスチックメガネも
こうはならないようです。
インゴットは変形する
プラスチックは放っておくと
経年劣化により変形しますが
ゴールドもとある条件により
変形してしまうもの。
その条件というのは
・融点を超えて液状になる
・負荷を掛けて押す
といったところ。
前者に関してはたとえば
火災など一定の熱を与えると
液状に溶けてしまい元の形から
変わってしまうというもの。
そして、後者に関しては
どこか1点に力を入れるなど
負荷を与えることによって
形が変わってしまうもの。
前者に関してはなかなか
起こりえないことではあれど
後者はやりようによっては
起こりえることです。
特にゴールドの場合は
とても柔らかい素材。
純度が高ければ高いほど
柔らかくなるので資産用の
インゴットや金貨というのは
保管法次第で負荷が掛かり
変形してしまうこともあります。
先日、こちらの写真の通り
横から見ると若干変形してしまった
インゴットをお買い取りしました。
どうやら金庫に保管してたのですが
インゴットの上に重い物を載せており
長年保管している間にこのように
変形してしまったのでした。
ただ、純度と重量は問題なく
刻印が消える等の弊害がなかったので
今回の変形に関しては買取価格に
影響することなく済みました。
今回はまだインゴットなので
良かったけど、もしもこれが
アンティークコインなど
趣向性の高いものだったら
査定に響いたかもしれません。
純金製品は特に変形しやすいので
保管は要注意といったところです。
ちなみにインゴットや金貨の
保管法に関する動画を先日
Youtubeにアップしましたので
よろしければご覧ください↓↓
本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
(名前クリックでプロフィール表示)
May the Gold be with you.
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ゴールド:13,123円/g(-33)
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