ヤフオクで掴まされた偽物メイプルリーフ金貨

1902 Gold

以前、ホームページで
ピアスの宝石の石留めの
ご依頼をいただいたのですが
同じ方より修理のご連絡。

とはいえ今回のは
ピアスの再修理ではなくて
別のジュエリー。

リングだったのですが
見事に石が外れており、
ピアスのときと同様に
石留めの依頼でした。

ピアスもリングも
同じ宝石だったのですが
聞いてみたところやはり
同じお店で購入したもの。

購入したものの
しばらく使っていたら
ポロっと取れてしまった
…ということでした。

恐らくではありますが
商品が古かったのかな～
というのが第一印象。

宝石は爪で抑えることで
留まっているのですが、
その爪が折れるのは
引っ掛からない限りは
よっぽど起こりません。

ただ、何十年と経過した
ジュエリーであった場合には
経年劣化による金属疲弊で
たまにあり得ること。

特に爪の部分は細いので
錆びたり変形やないものの
金属が柔らかくなってしまう
可能性があります。

そうなると身に着けていて
身体を動かした際の振動衝撃で
留めている宝石の負荷が掛かり
変形してしまうこともあります。

何にせよ新品ですぐに
爪が折れて宝石が取れるなんて
なかなか意図的にしないと
起こり得ないことです。

ジュエリーに限らずですが
食料品以外のものっていつできたか
公表はされておりません。

ひとつひとつそこまでの
情報を載せてはキリがないし
義務付いてものないので。

今回はネットショップで
購入されたという商品ですが
やはりこういったものは
現物を見て買うかどうかを
判断して欲しい限りです。

思った通りでなかった…

ジュエリーであれば
こういった不具合ともいえる
事態がごくまれにあること。

アフターフォローも悪いのか
結構ネットで購入した商品の
修理を依頼されることって
結構あるんです。

高単価商品って
粗悪品といいますか偽物等が
横行してるんでしょうかね…

先日、ヤフオクで購入した
メイプルリーフ金貨を
お持ちになったお客様。

金貨の査定となると
刻印と重量チェックが
メインとなるのですが
手で持ったときに違和感。

金にしてはなんだか
軽い気がするな…

と思っていたところ
重量計で計測してみると
刻印とは全く違う計測値。

品位を計測してみると
金（ゴールド）の含有量は
全くなくシルバーでした。

メイプルリーフ”銀”貨に
メッキ処理されものかと思いきや
刻印が”FINE SIVLER”でなく
”FINE GOLD”だったので明らかに
偽造されたものでした。

ヤフオクだったので過去の
履歴も見れるかと思いきや
10年以上前に購入したのもあり
そこまで遡ることもできず…

メールも破棄していたようで
当時の証拠は残ってませんでしたが
偽の刻印通り金貨という認識で
購入されたようでした。

10年以上前なので今ほど
金価格が高騰してはいないけど
100円/g程度の銀よりかは
遥かに単価の高い商品。

それ以降もヤフオクで
購入した金貨があるってことで
またお持ちになること…

同じヤフオクとはいえ
販売者は違うところだってことで
そっちは本物であることを
願うばかり。。

品質よりも価格面で
どうしても目立つネットショップ。

安ければいいってもんでもないので
商品説明を把握するのは当然のこと
しっかりと販売元の確認をする
必要がありそうですね。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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