度重なる為替介入！ほとぼりが冷めると円安に戻るのか？！

2796 Gold

4月末のGW前から
円安が止まらない。

34年ぶりに1ドル158円台に
突入したドル円為替。

月末に金融政策決定会合が
開催されたものの政策金利は
現状維持と決まり公表。

会合中で既にドル円は
円安に動いていたものの
とどめを刺してしまったのは
アメリカのPCEデフレーター。

これはアメリカにおける
個人消費動向データから物価変動を
引いた経済指標であり、FRBも
重要視している経済指標。

この数値が予想を上回り
アメリカの金利利下げが
ずれ込むものと市場は予想。

日本の金利は現状維持で
アメリカは俄然高い金利なので
ずっと続いている円売りドル買いが
加速する結果ということ。

4月26日に開催された
金融政策決定会合の翌日に
1ドル3円も円安へ触れることとなり
34年ぶりの記録となったワケです。

それだけの動きとならば
当然ながら日本政府も伝家の宝刀
為替介入を行うかと思いきや
会合開催当時はその動きをみせず…。

Xでは今か今かと為替介入を
スタンバイしてつぶやいている
ユーザーをよく見ましたね。

もちろんその為替は
金相場にも影響。

金融政策決定会合の翌日
土曜日ではあったのですがその日の
円建て金相場は最高値を更新。

相場は閉まっていたので
田中貴金属が公表している
現物の特別価格ではありますが
13,000円/g台に上がりました。

田中貴金属工業のHPでは毎週
土日は通常とは異なるサイトで
価格が公表されています。

ですが、昼を過ぎても
サイトが更新されておらず
当店への問い合わせが多数。

当店は田中貴金属工業の
特約店で価格情報は10時前に
連絡が届いていたのですが
お客様から聞いてHPが未更新なのを
知った次第ではあります。

通貨価値が下がることで・・・

円安と言えばご存知の通り
円の価値が落ちることによって
起こる現象です。

たとえば今まで1ドルを
110円で交換できていたものが
円安になると110円ではドルに
変えることができないということ。

そんな円安が続いてますが
振り返ってみるとコロナ禍が
始まりかけた2019年の為替。

当時は年平均で1ドル110円ほど、
それが現在は160円近くまで
高くなっているということ。

コロナ禍で経済状況が落ち込むも
アフターコロナや金融機関破綻、
地政学リスクにより結果的には
その後への影響が大きい物に…。

で、単純計算ではありますが
それだけ為替が円安になるってことは
海外から仕入れる物が約1.5倍近くなので
日本国内の物価が上がるのも頷けるところ。

海外から日本を見ると
逆に安くなるワケなので
外国人観光客が日本の食べ物や
商品を安く感じるのも納得。

ではそんな状況にある
日本人にとって今後どうすれば
いいのかというと、資産を増やしつつ
インフレ対策するしかありません。

なので政府も新NISAなど
国民への投資を促してるのですが
これは円安に関してもはや
政府が手を付けれないのも
背景にあるのでは？とも感じます。

私はブログを書き始めてから
資産運用の一部に貴金属資産である
ゴールドを入れておくことを
推奨してきました。

相場は暴落したり高騰したりを
続けてきたのですが、最近の相場は
本当に異常なほどの高騰維持状態。

その背景にはこのブログの
テーマでもある円安が大きく
影響してきました。

政府はこれまでに大きく
為替が動くたびに伝家の宝刀
為替介入をしてきました。

しかし、その効果というのは
一時的なものでしてなかなか
為替の操作は政策をしない限り
思った通りに動きにくいもの。

今後も円安が続くならば
日本国内の円相場も上昇傾向と
なってしまいます。
（ドル建てを加味しなければ）

何に投資すればいいか分からない
そんな方が最近はゴールドに
手を出すというケースが増えてます。

これはそんな為替状況に
嫌気を指す人が増えた証でも
あるのかと感じている次第です。

と、為替が円安に向かい
1ドル160円を皮切りにいよいよ
政府は為替介入を実施。

しかも複数回…

それが反映されたこともあり
本日の円建て金価格は大きくダウン。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
（名前クリックでプロフィール表示）
May the Gold be with you. 

【本日(5/3)の貴金属価格】
　ゴールド：12,551円/g（-327）
　プラチナ：5,272円/g（-92）
　※田中貴金属公表の税込小売価格

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