海外へ持ち出すならインゴットより金貨が有利かも…

2378 Gold

ここ最近は地方銀行で
ゴールドを購入した方から
買い取ることが多いです。

特に大きさは500gと
1000gが多い感じです。

で、なぜそのインゴットが
地方銀行で購入したものと
断定できるのかというとお客様の
話からでもあるのですが、
別にもあるんです。

それはインゴットが
梱包されていた袋にありました。

その袋には地方銀行の
名前が書かれておりまして、
今回お持ちになった方のインゴットも
銀行の記載があったワケです。

ちなみになぜ地方銀行で
昔購入したインゴットの売却が
ここ最近多いのかというと
大きく3つの背景があります。

①金価格高騰により売り時
②ほとんどの銀行で買取を行ってない
③インゴットの多くは海外ブランドで
　お店によっては引き取ってもらえない

①についてはその言葉の通りで
ここ最近は金価格が最高値近辺を
うろちょろしている状況。

価格が高いということは
それだけ売る時に利益が出やすい
ってことで売却目的の人が多い
ということなワケです。

そして、②も過去に販売していた
銀行も今となってはほぼ売っておらず
そうなると買取も行ってません。

今回お持ちになったインゴットも
購入した地方銀行へ持って行ったものの
買い取りしてくれなかったようです。

で、最後の③ですが、これは
このブログでも何度かお伝えしたように
現在海外ブランドのインゴットは
なかなか買い取ってもらえない模様。

金（ゴールド）の密輸多発で
海外から持ち込まれたインゴットは
買取の規制が入ってます。

そのため、お店によっては海外インゴットを
引き取ることができないのですが、過去に
銀行ではインゴットの多くが海外銀行の
ブランドを販売したのが背景にあったので、
こういった状況になっているのです。

ということで、これらの
3つの条件が重なってるので
弊社へ地方銀行のインゴットを
持ち込まれる方が多いのです。

たまに買取できない銀行から
弊社を紹介されるほどなので、
ウチを頼っていただけるのは
ありがたいことです。

海外へ持ち込むなら…

最近では海外ブランドの
インゴットを手にすることは
ほぼありません。

ただ、必ずしも無いワケでなく、
お店によっては海外ブランドの
インゴットが納品されるケースも…。

先日弊社で購入された方は
他店でインゴットを購入したら
海外ブランドを渡された
…ということでした。

購入するときは手数料が安く
あまり気にしなかったようですが
そのお店で購入したインゴットを
いざ売ろうとしたら買取価格が
思ったよりも安かったようです。

購入してから売却するまで
だいたい2年ほどとのことでして
ひょっとしたらその間に海外品の
買取規制が入ったかもしれません。

ただ、買う時には海外ブランドも
問題ないという旨を言われたようで
そのアンカリングもあったせいか
売却時に残念な思いをされたようです。

海外ブランドの規制は確かに
予想外ではありますが、やはり
販売したお店は最後まで責任を
持って欲しいところではありますね。

ちなみに地金型金貨である場合は
そういった規制が入る可能性が
低い商品ではあります。

インゴットは企業製造なのに対し、
地金型金貨は政府管轄の造幣局が多く
製造元の信頼性や販売する流通経路が
しっかりとしているため。

なので、ウィーン金貨ハーモニーや
メイプルリーフ金貨はそのような
海外規制がなく売買できます。

もしも海外へ持ち出すなら
インゴットよりも金貨の方が
そういった点では有利ですね。

インゴットだと日本製を
海外へ持ち込んでもそちらで
規制が入るかもしれませんので。

本日はここまで。
ゴールド皇子こと中岡英也でした。
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May the Gold be with you. 

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